大谷翔平が披露したハイパフォーマンスに賛辞がやまない。

　現地４月11日、ロサンゼルス・エンジェルスは本拠地でワシントン・ナショナルズと対戦。今季３度目の先発登板を果たした大谷は、７回を投げて１安打無失点に相手打線を封じ込んでみせた。６四死球と制球に苦心するも６奪三振をマークするなどピンチを切り抜け、チームは２対０で勝利。今季２勝目を挙げている。

　米メディアがこぞって絶賛しているのが、大谷が多用する「スイーパー」だ。スライダーに比べて横方向に大きく曲がり、この日のナショナルズ戦でも大谷は全92球中51球がスイーパーだった。最大の曲がり幅は51センチに達し、MLB公式サイトは「いま野球界でもっともホットな球種。その“顔”になっているのがオオタニだ」と紹介している。

　大谷人気が急上昇中の韓国でも話題沸騰だ。ニュースサイト『news1』は「大谷のスイーパーはまさに怪物級の魔球である。名だたるMLBの打者たちは、来ると分かっていても打てないのだから凄まじい」と驚嘆の声を上げた。
  　さらに放送メディア『SPOTV News』は「強力なスイーパーの威力が最大限に発揮されているのは、ほかに６つの球種を駆使して、巧妙に組み合わせているからだ」と分析。そのうえで「今季の大谷はこれまでに19回を投げて失点がたったの１。24奪三振で防御率が0.47。しかも打率が３割で本塁打３本の８打点。もはや彼には敬意しかない。まさに“ユニコーン”だ」と褒めちぎった。

　現地水曜日のゲームは休暇に充てる大谷。金曜日からはボストン・レッドソックスとの４連戦に臨む。次回登板は４月17日に予定されており、侍ジャパンで共闘した吉田正尚とのメジャー初対決に注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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