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プロ野球

佐々木朗希、3戦3勝で20イニング連続無失点の驚異! 快進撃を支える“女房役”佐藤都志也との関係性

THE DIGEST編集部

2023.04.22

ソフトバンク打線を抑えた佐々木は、開幕から3戦3勝とした。写真:THE DIGEST写真部

ソフトバンク打線を抑えた佐々木は、開幕から3戦3勝とした。写真:THE DIGEST写真部

 4月21日に行なわれたソフトバンク戦で佐々木朗希(ロッテ)が先発登板し、7回(88球)を投げ、被安打3、8奪三振、無失点と好投。これで開幕から続く連続無失点イニング記録を「20」に伸ばした。

【動画】まさに令和の怪物!柳田を打ち取る佐々木

 初回2死から柳田悠岐(ソフトバンク)に安打を許した佐々木は、続く栗原陵矢の打席で暴投。その間、柳田に三塁へ進まれてピンチを招いたものの、きっちり栗原を打ち取って窮地を脱する。

 エースの踏ん張りにロッテも応える。4回裏に佐藤都志也の2点タイムリーツーベースを放ち先制すると、さらに平沢大河が3点目をマークした。味方打線の援護を受けた21歳右腕は、その後もソフトバンク打線を圧倒。スコアボードにゼロを刻んだ。

 8回ペルドモ、9回益田直也を起用したロッテ。3対1で迎えた最終回には無死満塁と暗雲が漂う場面があったが、それでも何とか凌ぎきり、佐々木は3勝目を挙げた。

 試合後、ヒーローインタビューで佐々木は、「苦しい形になってしまったんですけど、3点入ってそこからさらに気持ちを入れて、しっかり投げられたかなと思っています」と振り返った。

 前回のお立ち台では茶谷健太をイジった彼は、4回先制タイムリーを放った女房役に対しては、「茶谷さんの時とは違って、僕は信じていました」とコメント。これには観客席が沸いた。
 
 これを聞いた女房役の佐藤は、「その前の打席チャンスで凡退して、なんとか次の打席で、皆で繋いで僕に回してくれたので、本当に自分もやるべき事をやれて良かったなって、本当に良かったです」と安堵の表情を浮かべ、打った後のバッテリー間の会話を明かした。

「(佐々木から)『守備頑張りましょう』と言われた。前半ちょっとポロポロしちゃったので、『安心して投げられるように頑張ります』と声かけさせてもらいました」

 同期入団としてマスクを被った捕手は、「いつも以上に、今日は真っすぐが気合い入っているなと思っていたので、その球を利用して、自分の出来ることをしっかりやろうと思って、リードしました」とも語った。

 先月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一に輝いた佐々木。仲間の助けがありながらも、大舞台から快進撃が続いている。勢いが止まらない若き右腕の今後にも引き続き注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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