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圧巻の1イニング2本塁打!史上唯一の大記録からちょうど24年後に快挙を達成した吉田正尚は思わず「ワーオ」と自画自賛<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2023.04.24

一時は不振に苦しんでいた吉田だったが、一気に爆発した。(C)Getty Images

一時は不振に苦しんでいた吉田だったが、一気に爆発した。(C)Getty Images

 WBCで日本を頂点に導いたサムライがMLBでも大記録を達成した。

 現地4月23日、敵地でのブルワーズ戦に4番・レフトで出場した吉田正尚(レッドソックス)が8回にMLB史上4人目の1イニング2本塁打を記録したのだ。

 4対4で迎えた8回、吉田はまずマット・ブッシュの投じた甘いカーブを捉えて右翼席へ運ぶ値千金の勝ち越し弾。その後、レッドソックス打線が爆発して3点を追加し、なおも2死満塁で吉田に再び打席が回ると、今度はハビー・ゲラが投じたスライダーを二階席まで運ぶグランドスラムを放った。
 会心の当たりに、吉田は思わず「確信歩き」。ホームベースを踏む際には自ら「ワーオ」とつぶやいた。

 これまで、ルーキーで1イニング2本塁打を記録したのはエド・カートライト(1889年)、ジョー・ディマジオ(1936年)、ジョー・ペピトーン(1962年)の3人だけ。吉田は61年ぶりの快挙を達成したことになる。

 しかも、4月23日という日付にも不思議な因縁がある。今からちょうど24年前の1999年4月23日、当時カーディナルスのフェルナンド・タティース(現在パドレスで活躍中のタティースJr.の父親)がMLB史上唯一の1イニング満塁本塁打2本という大記録を達成した日なのだ。

 一時は深刻な打撃不振に陥り、18日時点では打率.167、OPS.560にまで落ち込んでいた吉田だったが、20日からは4試合連続安打。今日の2本塁打で打率.231、OPSも.723まで上昇した。

構成●SLUGGER編集部
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