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藤浪晋太郎の“配置転換”を歓迎!? 元DeNAラミレスが起用法に太鼓判「速球と制球に集中できる!」

THE DIGEST編集部

2023.04.26

中継ぎ配置が決まった藤浪(左)。元横浜DeNA監督のラミレス氏(右)も起用法に太鼓判を押した。(C)Getty Images

 オークランド・アスレティックスの藤浪晋太郎が先発ローテーションから外れ、中継ぎに配置転換される。現地4月24日、同球団のマーク・コッツェイ監督がMLB公式サイト『MLB.com』のマルティン・ガジェゴス記者ら複数の記者団に語った。

 同監督は最終的に先発に戻す可能性を残しつつも、「今の課題は自信を持って投げることにある」と語った指揮官は「我々はフジをブルペンに移動させ、自信を取り戻せるような役割で彼を使おうと思う」と言及している。

 藤浪は今季ここまで4試合に先発し、0勝4敗。防御率14.40。22日のテキサス・レンジャーズ戦では2回1/3を7安打、8失点、4四死球(2暴投)と乱れた。

 この日本人右腕の配置転換発表を受けて、すぐさま反応した人物がいる。元横浜DeNA監督のアレックス・ラミレス氏だ。同氏は23日にレンジャーズ戦で課題の制球難を露呈し、3回途中で降板した藤浪の投球結果を見て、「NPBで何度も見てきたことだから驚かない」と自身のツイッターで一刀両断していた。
 
 さらに、なかなか思うような結果を残せない日本人ルーキーの起用法についても言及。「チームとしては、フジナミを1、2イニングのリリーフとして使うのがベストかもしれない」といち早く、藤浪の中継ぎ起用を提言してもいた。

 そして、ラミレス氏はコッツェイ監督のリリーフ起用発表を受け、再びツイッターを更新。「フジナミをリリーフとして起用することで、フジナミが自信を持ち、MLBレベルで投げられることを証明することができれば、彼は速球とコントロールに集中することができる!」と太鼓判を押した。

 はたして、リリーフ起用は日本人右腕にとって、どんな効果をもたらすのか。メジャーの舞台に生き残るためにも、藤浪にとって正念場であることに変わりはない。

構成●THE DIGEST編集部

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