開幕4連勝を狙ったサムライ右腕が見事に捕まった。去る4月26日(現地)に行なわれたワシントン・ナショナルズ戦に先発した千賀滉大(ニューヨーク・メッツ)は、5回(94球)を投げ、7奪三振、被安打5、2失点。なんとか粘ったが、味方打線の援護に恵まれずにメジャー初黒星を喫した。
試合後に「球をうまく扱えていなかった。最初からしっかりコントロールしないと」と反省を口にしたように、この日の千賀は制球に苦戦。打ち取るのに球数を要して自らの首を絞めてしまった感が否めない。開幕から脅威となってきた自慢の「お化けフォーク」も見切られ、四球数は4つを数えた。
もっとも、ナショナルズにも千賀攻略の自信があった。米メディア『MASN Sports』によれば、デーブ・マルティネス監督は「センガのスプリットは途中まで速球にしか見えない。だから我々はあのボールを深く掘り下げることにした」と告白。そして、「日本にいた昔の映像から色々調べた」と続けた。
「とにかく数をこなしていくしかなかった。調べれば調べるほど、あのボールが『ゴースト』と呼ばれる理由が分かった。速球と織り交ぜられたら打つのは簡単じゃないとも理解した」
この日の千賀が投じたフォークは94球のうち20球。そのうちナショナルズ打線が手を出したのはわずかに6球で、空振りをしたのは3球(残り3球はファウルボール)だった。「深堀した」というマルティネス監督が言う通りにボールの見極めはできていたのだ。
実際に対峙した千賀について「本当に素晴らしいものを持っている」とはマルティネス監督。しかし、58歳の智将は、好投手を攻略した自軍打線の奮闘を褒め称えた。
「本当に一生懸命に取り組んで、打てるボールを上手く見極めていたと思う。たしかにセンガは何人かから三振を奪った。だが、重要なのは、辛抱強く、ストライクゾーンに入れるボールで勝負することだった。それができた時に重要なヒットが生まれた。辛抱強く、四球を選ぶんだ」
開幕からメジャーリーガーたちの脅威となってきた千賀の「お化けフォーク」。その“化けの皮”はついにはがれてしまったのか。2日(現地)に行なわれるデトロイト・タイガース戦では30歳の剛腕の投球が注目される。
構成●THE DIGEST編集部
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もっとも、ナショナルズにも千賀攻略の自信があった。米メディア『MASN Sports』によれば、デーブ・マルティネス監督は「センガのスプリットは途中まで速球にしか見えない。だから我々はあのボールを深く掘り下げることにした」と告白。そして、「日本にいた昔の映像から色々調べた」と続けた。
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この日の千賀が投じたフォークは94球のうち20球。そのうちナショナルズ打線が手を出したのはわずかに6球で、空振りをしたのは3球(残り3球はファウルボール)だった。「深堀した」というマルティネス監督が言う通りにボールの見極めはできていたのだ。
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「本当に一生懸命に取り組んで、打てるボールを上手く見極めていたと思う。たしかにセンガは何人かから三振を奪った。だが、重要なのは、辛抱強く、ストライクゾーンに入れるボールで勝負することだった。それができた時に重要なヒットが生まれた。辛抱強く、四球を選ぶんだ」
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