メジャーの舞台でも確かな存在感を示している日本人ルーキーにチームメイトも賛辞を惜しまない。

　現地４月８日、今季からニューヨーク・メッツの一員としてプレーしている千賀滉大は、本拠地シティ・フィールドで行なわれたマイアミ・マーリンズ戦に先発登板。チームが５対２と快勝を収めたなか、６回（90球）、被安打３、６奪三振、与四球３、１失点と好投し、現地時間２日のマーリンズ戦に続く２勝目（０敗）を挙げた。

【動画】メジャーも震える千賀滉大の”お化けフォーク”

　初回一死から２連続安打を浴びた千賀だが、後続を抑えて無失点スタート。２回を三者連続三振として勢いに乗ると、以降は代名詞となっている”お化けフォーク”で相手打線を寄せ付けない。３対０の６回には、先頭打者ジャズ・チゾムJr.にソロ本塁打を許したものの、２点のリードを保ったままマウンドから降りた。
  　試合後、地元放送局『SNY』の公式ツイッターは、５回に２ランで千賀を援護したピート・アロンゾのインタビュー動画を掲載。「彼の英語は日に日に上達していて、アメリカのライフスタイルや文化だけでなく、このチームに関わる全ての人を受け入れている」と前置きし、「それは見ていて本当に特別なものだ」と背番号34の印象を語っている。

　また、2019年の本塁打王、昨季の打点王に輝いているメッツの主砲は、「彼があのようなパフォーマンスを見せていること、冷静さと規律を身に着けていること、こうしてやり遂げていることはまさに特別だ」と強調。その後も、「彼がやっているのは実に素晴らしいことであり、見ていて本当に楽しい」と絶賛のコメントを繰り返していた。

　本拠地デビュー戦でふたたび快投を見せた千賀。次回登板での活躍にも期待だ。

構成●THE DIGEST編集部

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