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「アンチを黙らせるのは簡単」元MLB投手が大谷翔平への否定的意見に猛反論!「史上最高の選手になる過程を見てる」

THE DIGEST編集部

2023.04.29

投打で異次元の活躍を続けている大谷。偉才の凄みに娯楽は尽きず、様々な論争が巻き起こる。(C)Getty Images

投打で異次元の活躍を続けている大谷。偉才の凄みに娯楽は尽きず、様々な論争が巻き起こる。(C)Getty Images

 メジャー6年目を迎え、凄みが増している大谷翔平に対する娯楽は尽きない。疲れ知らずで投打に活躍する彼の一挙手一投足は、連日トレンドとなり、野球ファンのみならず、一般向けのワイドショーでも大々的に取り上げられている。

 名実ともに日本の国民的スターとなった大谷への称賛は絶えない。一方で彼に対する厳しい声も存在する。

 MLBの公式ネットワークメディア『MLB Network』のコメンテーターを務めるマッド・ドッグ氏は、「彼の(MLBでの)キャリアで、オールスター後に重要な試合に投げた経験が一度でもありますか? WBC決勝? そんなの1イニングだけでしょう? そんなの投げたうちに入らないですよ」と断じたほどである。

 あのワールド・ベースボール・クラシック決勝での登板を「重要ではない」とするのは違和感を覚えるが、マッド・ドック氏のように大谷を否定的に見る識者やファンが存在するのは、紛れもない事実なのである。

 もっとも、数多の歴史的偉業を塗り替えてきた大谷を擁護、あるいは絶賛する声は、以前に比べて圧倒的に増えている。現地4月26日には、米メディア『Barstool Sports』のジャレッド・カラビス記者がホストを務める人気ポッドキャスト番組『Baseball is Dead』に出演した元オークランド・アスレティックスのダラス・ブレイデン投手が最大級の賛辞を送った。
 
 まず、二刀流で連続してプレーを続けている大谷について「投打のどちらもこなすことによってどちらの成績も向上していると思う。余計なことを考えすぎずにいられるのが良いんだ」と指摘したブレイデン氏は「今、俺たちはオオタニが、これから誰も超えられないような史上最高の選手になる過程を見ているんだ」と言い切る。

 このブレイデン氏の意見にカラビス記者も同調。一部のアンチに対して「自分の子どもの頃に見た選手こそが最高だと言い張る“変なファン”がいる。そうだな、よく見るのは『ミッキー・マントルの方がオオタニよりもずっと上だ』と言い張るおじさんたちだね。ああいう人たちは冗談じゃなくマジで言ってくるんだ。『全盛期のゲーリックの方がオオタニよりも格上だ』とかね。ありえないよ」と論じた。

 これに元アスレティックスの名投手もすかさず反応。「そもそもゲーリックを知ってる人たちが生きてるのが凄いわ」と皮肉を口にすると、続けざまに持論を展開した。

「打者もやって、投手もやってという話を『誰が史上最高か』って議論が出るたびにすればいいから、“アンチ”を黙らせるのは実は簡単なんだよ。おじさんたちには『いいだろう。じゃあ、ミッキー・マントルが投げているところは想像できる?』って聞けばいい」

 おそらく今後も「史上最高」を巡る論争は続いていく。そんな話題の中に常に大谷が語られ続けるのは、実に誇らしいかぎりだ。

構成●THE DIGEST編集部

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