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3者連続四球に暴投からの2失点。またも乱調の藤浪晋太郎に地元メディアも苦言「コントロールの課題をさらに露呈した」

THE DIGEST編集部

2023.04.30

先発ローテーション落ちの藤浪は、その状態は依然として上向いてきてはいない。(C)Getty Images

 現地時間4月28日、今季からオークランド・アスレティックスの一員としてプレーしている藤浪晋太郎は、本拠地で行なわれたシンシナティ・レッズ戦に3番手としてリリーフ登板。3点ビハインドの8回途中から1回0/3(36球)を投げ、被安打2、1奪三振、与四球3、1暴投、2失点と不振から抜け出せずにいる。

【画像】今季からメジャーに挑戦する藤浪晋太郎

 8回1死二塁から今季2度目の救援マウンドに上がった藤浪はこの日、最初の打者をスプリットで空振り三振に仕留めるも、直後に三盗を許して2死三塁とされる。さらに次打者のボテボテ投ゴロが内野安打となり、リードを広げられると、続く9回には、いきなり3者連続四球。1死満塁からも暴投、タイムリーで2点を失い、ここで無念の降板となった。

 チームも7対11と巻き返しを図れず、泥沼の4連敗となった試合後、地元紙『San Francisco Chronicle』でアスレティックス番を務めるマット・カワハラ記者は、一本の記事を掲載。「これで5勝22敗のアスレティックスは、シーズン最初の27試合を通じ、フランチャイズ史上最悪の勝率だ」と苦境を説明したうえで、今回の試合内容を振り返っている。
 
 そのなかでは、不安定な投球が続く藤浪に関する記述も。「シンタロウ・フジナミは、金曜日のリリーフ登板でコントロール面の課題がさらに露呈した」と指摘する同紙は、「8回に2つのアウトを取った後、9回には満塁のピンチを招き、暴投とシングルヒットで2点を取られて降板した」と続けており、厳しい結果に落胆の色を隠せないようだ。

 なかなか浮上のキッカケを掴めない藤浪は、これで防御率13.00。制球難から自滅するパターンが続いているが、果たして今後は、この課題をどのように修正していくのだろうか――。

構成●THE DIGEST編集部

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