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2度目の救援登板で“自滅”の藤浪晋太郎。米メディアから厳しい評価は続く「先発ローテから外された時のような投球だ」

THE DIGEST編集部

2023.04.30

リリーフへの配置転換後も苦しんでいる藤浪。その投球内容には地元メディアからも手厳しい声が上がっている。(C)Getty Images

 苦戦続きのルーキーに現地メディアも厳しい評価を下し続けている。昨オフにポスティングシステムで念願のメジャー移籍を果たした藤浪晋太郎(オークランド・アスレティックス)だ。開幕から課題の制球難が改善されず、シーズン前の期待に応えられなかった彼は、先発ローテから外れ、中継ぎへ配置転換をされた。がしかし、いまだ改善の兆しは見えない。
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 現地時間4月28日に本拠地で行なわれたシンシナティ・レッズ戦では8回途中に3番手としてリリーフ登板。藤浪は、1回0/3(36球)を投げ、被安打2、1奪三振、3与四球(暴投1)、2失点という内容でマウンドを降りた。26日(現地)のロサンゼルス・エンジェルス戦から中1日で出番が回ってきたが、またしても浮上のキッカケを掴むことができず、防御率は13.00、WHIP2.17と低迷が続いている。

 とりわけ3者連続四球、暴投と荒れ模様だった9回の投球内容に関しては、現地メディアの評価も厳しい。米大手スポーツ専門局『CBS Sports』は、「アスレティックスのシンタロウ・フジナミ。金曜日のリリーフ登板で苦戦を強いられる」と銘打ち、レッズ戦のパフォーマンスを振り返った。
 
 記事内では、「水曜日のエンジェルス戦で2イニングの堅実なリリーフデビューを果たした後、先発ローテーションから外された時のような投球だった」と伝え、「ストライクゾーンに入ったのは、36球中18球」とのデータを紹介。今後に向けては、「安定した投球を維持できるようになるまで、重要度の低い起用が続くだろう」と予測が記されている。

 チームも今季ここまで5勝23敗と大きく負け越しているなか、先発ローテーションから外れ、配置転換となった中継ぎでも悪戦苦闘している藤浪。この壁をどう乗り越えていくのだろうか、今後の巻き返しに注目したい。

構成●THE DIGEST編集部

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