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敵ファンも夢中にさせる“異様な光景”。米地元局が伝える大谷翔平の凄まじいスター性「ここまでの影響力は前例がない」

THE DIGEST編集部

2023.05.01

連日のようにありとあらゆる話題を提供する大谷。その人気ぶりは敵地であろうとも凄まじいものがある。(C)Getty Images

連日のようにありとあらゆる話題を提供する大谷。その人気ぶりは敵地であろうとも凄まじいものがある。(C)Getty Images

 現球界で唯一無二の二刀流を貫く大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の行くところに話題がない日はない。彼の一挙手一投足は常に人々の熱視線を向けられている。

 多士済々のメジャーリーグにあっても図抜けたスター性を放つ。その凄まじいまでの異能ぶりは敵地でも畏敬の念を持って称賛されるのだ。現地4月29日には、米オレゴン州のニュース局『KTVZ』が、大谷が初めて試合に訪れたミルウォーキーでの活況ぶりを伝えている。

 現地4月28日からミルウォーキー・ブルワーズの本拠地アメリカン・ファミリー・フィールドで始まったエンジェルスとの3連戦にあっても、大谷は敵味方に関係なくファンの大きな人気を集めた。同局は試合を見るためにミネアポリスから訪れた男性の「彼は日本だけじゃなく、アメリカであってもスーパースターだ。私は会えるのが嬉しくてきた」というコメント紹介。そのうえで二刀流戦士がいかに稀有な存在であるかを強調した。

「野球界最大のスーパースターの一人がミルウォーキーにやってきた。そうオオタニだ。いまや史上最高の投手であり、史上最高の打者でもある彼を見るために、全米だけじゃなく、日本からもファンが押し寄せている。ここまでの影響力の大きさは前例がない」

 もちろん、グラウンド内での活躍があったこその人気である。今季もここまで打っては打率.292、6本塁打、17打点、OPS.869を記録。投げても6先発で4勝、防御率1.85、WHIP0.82とハイアベレージを残している(※現地29日時点のスタッツ)。
 
 加えて、大谷は常に野球に対して真摯に努力を重ね、驕り高ぶるような言動もないのである。そんな人間性もまた、人々の心をつかんで離さないのだろう。本拠地が大谷のユニホームやグッズを手にしたファンで溢れたと伝える『KTVZ』は“異文化”で活躍を続ける28歳の日本人について、次のようにも論じている。

「ある日本人男性のファンは言った。『オオタニは我々のヒーローです。彼は私たちに希望と勇気を与えてくれます。彼の心、決意、献身、情熱。彼は良いロールモデルだと思います』と。オオタニは野球界の文化的なアイコンでもあり、神でもある。そんな彼にブルワーズの地元で育った人たちが魅了されるのは仕方がないことなのである」

 敵地のファンでも虜にしてしまう大谷。万人から愛される彼の人気ぶりは、まさに絶頂期にあり、陰りなど微塵も見えない。

構成●THE DIGEST編集部

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