現地4月29日から30日にかけて、メキシコのエスタディオアスフレッドハープヘル・スタジアムにて、2019年以来の海外公式戦となるパドレスvsジャイアンツの2連戦が開催された。2日間で計約4万人を集める大盛況に終わったシリーズの中で、ザンダー・ボガーツ(パドレス)が風変わりな記録を達成。史上初めて「4ヵ国で本塁打を放った選手」となったのだ。
舞台となったメキシコシティのエスタディオ・アルフレド・アルプ・エルゥは、標高約2200mの高地にある、クアーズ・フィールド(1600m)も顔負けの超打者有利球場。29日の第1戦は両軍合わせて11本の本塁打が飛び出す乱打戦の末、16対11でパドレスが勝利した。ボガーツからホームランが飛び出したのはその4回裏だ。インコースのボールを完璧に振り抜いた当たりは、まるでピンポン玉のようにレフトスタンドへと突き刺さる特大の136メートルの今季6号弾となった。
ボガーツは4月30日時点で、アメリカ国内の諸球場で通算155本塁打。また、昨季まではア・リーグ東地区のレッドソックスに所属していたこともあり、同じ地区にある唯一のカナダ球団、ブルージェイズの本拠地ロジャース・センターでも5本放っている。そして、3ヵ国目はイギリスだ。やはりレッドソックス時代の19年6月30日、史上初のロンドン・シリーズ第2戦で、初回に先制2ランを叩き込んだ。この時点でトニー・クラーク、マイケル・ブラントリー(アストロズ)の3カ国に並び、今回ついに新記録を達成した。
ボガーツはカリブ海に浮かぶオランダ領アルバ島の出身であり、オランダ語、英語、スペイン語、そしてパピアメント語(アルバ島の現地言語)を操るクワドリンガルでもある。それだけに「4ヵ国でのホームラン」は、とても彼らしい記録と言える。
構成●SLUGGER編集部
舞台となったメキシコシティのエスタディオ・アルフレド・アルプ・エルゥは、標高約2200mの高地にある、クアーズ・フィールド(1600m)も顔負けの超打者有利球場。29日の第1戦は両軍合わせて11本の本塁打が飛び出す乱打戦の末、16対11でパドレスが勝利した。ボガーツからホームランが飛び出したのはその4回裏だ。インコースのボールを完璧に振り抜いた当たりは、まるでピンポン玉のようにレフトスタンドへと突き刺さる特大の136メートルの今季6号弾となった。
ボガーツは4月30日時点で、アメリカ国内の諸球場で通算155本塁打。また、昨季まではア・リーグ東地区のレッドソックスに所属していたこともあり、同じ地区にある唯一のカナダ球団、ブルージェイズの本拠地ロジャース・センターでも5本放っている。そして、3ヵ国目はイギリスだ。やはりレッドソックス時代の19年6月30日、史上初のロンドン・シリーズ第2戦で、初回に先制2ランを叩き込んだ。この時点でトニー・クラーク、マイケル・ブラントリー(アストロズ)の3カ国に並び、今回ついに新記録を達成した。
ボガーツはカリブ海に浮かぶオランダ領アルバ島の出身であり、オランダ語、英語、スペイン語、そしてパピアメント語(アルバ島の現地言語)を操るクワドリンガルでもある。それだけに「4ヵ国でのホームラン」は、とても彼らしい記録と言える。
構成●SLUGGER編集部
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