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「MLBに適応」猛打賞&飛距離400フィートの本塁打を放った吉田正尚をボストン放送局が“リーグ新人王”に推薦「ヨシダは有力候補」

THE DIGEST編集部

2023.05.05

先制の6号ソロ本塁打を含む猛打賞を放った吉田。連続安打を「14」に伸ばした。(C)Getty Images

先制の6号ソロ本塁打を含む猛打賞を放った吉田。連続安打を「14」に伸ばした。(C)Getty Images

 小さな”マッチョマン”の勢いが止まらない。ボストン・レッドソックスの吉田正尚が現地5月4日に行なわれた本拠地でのトロント・ブルージェイズ戦に「2番・左翼」でスタメン出場。5打数3安打3打点1本塁打と大活躍。チームも11対5で完勝し、破竹の6連勝を飾った。

 吉田は第1打席にいきなり初球を振り抜くと、打球はセンターのフェンスを越える先制6号ソロ本塁打。これで前日からの連続試合安打を「14」に伸び、今季メジャー最長を継続した。続く第2打席は右適時打、第3打席はレフト前にそれぞれタイムリー安打と、広角に打ち分け、メジャーでは自身2度目の猛打賞。打率.317まで上昇し、一時の不振を完全に脱した。
 
 猛打賞を放ち、6連勝に貢献した日本人に地元メディアは手放しで喝采を送っている。レッドソックスの地元放送局『NESN』は「マサタカ・ヨシダほど、MLBに適応した新人選手はいない!」と主張。この日の吉田の打棒を大きく称えている。

 同局は「ヨシダは木曜日にメジャー最長の連打記録を14試合に伸ばし、ブルージェイズのエース、ケビン・ゴーズマンから飛距離400フィート(121.9メートル)の本塁打を放った。これで29歳の日本人のシーズン合計は6本塁打となり、この時点で22打点に押し上げられた」と吉田の先制アーチを振り返った。

 加えて、「直近13試合でヨシダは55打席で打率.431、4本塁打、15打点、22安打を記録している」とハイアベレージな数字を指摘すると、「ヨシダは2023年のアメリカン・リーグ新人王の受賞に向け、順当な有力候補だ。彼は歩み続けている」と今季のリーグ新人王に太鼓判を押している。

 4月は打率が1割台まで低迷し、大型契約に見合わない数字に現地メディアから大きく批判の的にされていたこともあったが、いまや完全に信頼を取り戻した吉田。日本のヒットメーカーはメジャーの舞台でも、左右に打ち分ける広角打法で地元ファンのハートをガッチリ掴んだようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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