3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一に輝いた日本代表。チームを金メダルに導いた栗山英樹監督は、日本オリンピック委員会(JOC)の公式YouTube『TEAM JAPAN』に出演し、感動した場面3つを明かした。
そのひとつが、侍ジャパン最年長のダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)の"気遣い"だ。栗山監督は、「合宿中にダルビッシュ投手が僕の部屋に来て『監督、宇田川(優希)に声かけてやってください。今彼に《今日は良かったよ》って言ってくれたら、絶対前に進みます!』」と助言を受けたという。
同場面を振り返った指揮官は、「ダルビッシュ投手がチームメイトの今の状態を気遣って、監督の言葉がいかに彼の背中を押してあげられるかを感じてそのお願いにきた」と説明し、ベテラン右腕の姿勢を称えた。
「自分のことだけではなくて、チーム全体であったり、後輩のことであったり、日本の野球界のことであったり、そういったことを考えながら、真剣に僕に向かってくるその言葉というのは、感動したし、やっぱり凄いな。こういう感覚があるから世界の一流になれるんだなと思いました」
ピッチングだけでなく、全体を見渡しチームを支えた36歳。金メダルを獲得した侍ジャパンにとって、まぎれもなく彼の存在が大きかったようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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そのひとつが、侍ジャパン最年長のダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)の"気遣い"だ。栗山監督は、「合宿中にダルビッシュ投手が僕の部屋に来て『監督、宇田川(優希)に声かけてやってください。今彼に《今日は良かったよ》って言ってくれたら、絶対前に進みます!』」と助言を受けたという。
同場面を振り返った指揮官は、「ダルビッシュ投手がチームメイトの今の状態を気遣って、監督の言葉がいかに彼の背中を押してあげられるかを感じてそのお願いにきた」と説明し、ベテラン右腕の姿勢を称えた。
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