ニューヨーク・メッツの千賀滉大が現地5月5日、本拠地で行なわれたコロラド・ロッキーズ戦に先発登板した。メジャーで初めて中8日でのマウンドとなった千賀は今季チーム最多の101球を投げ、6回を2安打、無失点。奪三振4、与四球4で4勝目(1敗)を挙げた。
千賀は初回、3回と2死から連続四球を与えたものの、後続を打ち取って無失点。最速99.8マイル(約160.7キロ)をマークした。持ち味のフォークも冴え、冷静にアウトを積み重ねた。6イニングを投げ切り、1点のリードを守ったまま救援陣にマウンドを譲っている。
メッツは千賀を含む4投手の継投で、ロッキーズ打線をシャットアウト。1対0の僅差で逃げ切り、千賀に今季4勝目が付いた。
千賀の好投に地元メディアからも好評価が並んだ。ニューヨークの日刊紙『New York Post』は「メッツはコウダイ・センガと(決勝打の)ブランドン・ニモで、辛うじて連敗を止めた」と連敗を「3」でストップした点を強調した。
さらに、「メッツは、いま対戦相手がどこであろうと必死で勝利を模索している状態だ」と言及。その理由に同メディアは「前日まで11戦9敗、6戦5敗。メッツの攻撃陣は『mess(めちゃくちゃ)』だ」と指摘。貧打の状態が続くなか、粘りあるピッチングで勝利を手繰り寄せた千賀を褒め称えた。
メッツの地元放送局『SNY』は「ここまでメッツのローテーションの土台を支えてきたのはコウダイ・センガだが、それは意図的なものではなかった」としたうえで、「マックス・シャーザーとジャスティン・バーランダーを頂点に、センガは今オフの契約時にはチームの3番手となる予定だった。しかし、ダブルエースの怪我や不調もあり、センガはチームで最も安定した先発投手となり、それは金曜日のロッキーズ戦で証明された」と現状のメッツ先発陣を千賀が支えていると論じた。
さらに同局は、千賀が試合後に「このチームにとって、黒星は似合わない。僕たちは敗戦に値しない。負けてはいけないんだ」と熱い言葉を発したことに注目。「この勝利がセンガにとって、そしてメッツにとってどんな意味があるのかと訊かれたとき、彼は完璧な答えを出した!」と評した。
チームの悪い流れを止めた千賀。日本から来た右腕の奮闘に、ニューヨークメディアの反響はいまだ止まない。
構成●THE DIGEST編集部
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千賀は初回、3回と2死から連続四球を与えたものの、後続を打ち取って無失点。最速99.8マイル(約160.7キロ)をマークした。持ち味のフォークも冴え、冷静にアウトを積み重ねた。6イニングを投げ切り、1点のリードを守ったまま救援陣にマウンドを譲っている。
メッツは千賀を含む4投手の継投で、ロッキーズ打線をシャットアウト。1対0の僅差で逃げ切り、千賀に今季4勝目が付いた。
千賀の好投に地元メディアからも好評価が並んだ。ニューヨークの日刊紙『New York Post』は「メッツはコウダイ・センガと(決勝打の)ブランドン・ニモで、辛うじて連敗を止めた」と連敗を「3」でストップした点を強調した。
さらに、「メッツは、いま対戦相手がどこであろうと必死で勝利を模索している状態だ」と言及。その理由に同メディアは「前日まで11戦9敗、6戦5敗。メッツの攻撃陣は『mess(めちゃくちゃ)』だ」と指摘。貧打の状態が続くなか、粘りあるピッチングで勝利を手繰り寄せた千賀を褒め称えた。
メッツの地元放送局『SNY』は「ここまでメッツのローテーションの土台を支えてきたのはコウダイ・センガだが、それは意図的なものではなかった」としたうえで、「マックス・シャーザーとジャスティン・バーランダーを頂点に、センガは今オフの契約時にはチームの3番手となる予定だった。しかし、ダブルエースの怪我や不調もあり、センガはチームで最も安定した先発投手となり、それは金曜日のロッキーズ戦で証明された」と現状のメッツ先発陣を千賀が支えていると論じた。
さらに同局は、千賀が試合後に「このチームにとって、黒星は似合わない。僕たちは敗戦に値しない。負けてはいけないんだ」と熱い言葉を発したことに注目。「この勝利がセンガにとって、そしてメッツにとってどんな意味があるのかと訊かれたとき、彼は完璧な答えを出した!」と評した。
チームの悪い流れを止めた千賀。日本から来た右腕の奮闘に、ニューヨークメディアの反響はいまだ止まない。
構成●THE DIGEST編集部
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