西武のキャプテン・源田壮亮が右手小指の骨折で戦線離脱しているなか、奮闘を続けているのがドラフト6位ルーキー・児玉亮涼。開幕3試合目の4月2日にプロ初スタメンを飾るとそこから1ヶ月間、聖域とも言えるショートを守り、安定した守備力を発揮。ファンからも注目を集めている。
疲労が考慮され、5月に入って4試合欠場したものの、6日のオリックス戦からスタメンに復帰。翌日の同カードでは3安打の猛打賞で勝利に貢献した。キャンプから走り続けてきたこの2ヶ月を経て、ベンチ待機となった時間をどんな心境で過ごしていたのか。
「そうですね。試合ではスタートから行く時と、後から行く時の準備があるんですけど、試合の状況を見ながら自分で、どういうところで代走に呼ばれるかとか、守備(での出番)がありそうだっていうところを考えて、ベンチにいたって感じでしたね」
キャンプから話を聞いてきたが、淡々と答える姿と試合に対する姿勢は変わらない。ルーキーらしからぬ落ち着きすら感じるが、一軍での試合を経験してきたことで、その準備に変化はなかったのか。
「オープン戦から試合の感覚というか、そのつもりでやってきたので特に何かがめちゃくちゃ変わったということはないです。僕のなかでは、やはりプロに入って、いろんなことを学んでいくうえで、本当に1試合1試合がオープン戦でも大切な試合だったので、開幕したからと行って、何かがそんなに変わったというのはなかったですね」
1月の合同自主トレやキャンプから、一軍公式戦をイメージしながら準備を重ねてきたことが、今の児玉の結果につながっているということだろう。
児玉の守備に魅力を感じるのは、常にひとつでも多くのアウトをとる可能性を探る動きを見せていることだ。
初出場となった4月2日のオリックス戦、6回表に見せた守備は印象深いものだった。無死二塁の場面でセカンドベース付近を通過するショートゴロをランナーと重なりながら捕球。その流れで帰塁を試みる二塁走者にタッチしに行き、ダブルプレーを狙った。
さらに5月9日のオリックス戦では、5回表一死一塁でのショートゴロを捌いた時に、走ってくる一塁走者を一度視認してから、ファーストへ送球している。当たり前のことかもしれないが、こうした何気ない動きから、「可能なら併殺を」という児玉の守備に対する考え方を感じさせられる場面だった。この場面について児玉はこう振り返る。
「(一塁走者が)スタートを切っていたのは見えていました。打球がそんなに速くなかったので、行けるならトスしたかったんですけど、やはり自分の目で1回確認して『あ、セーフだな』と思ったので、ファーストに投げました」
ありきたりな言葉になってしまうが「攻める守備の意識」。こうした動きはどのくらい考えてできるものなのだろうか。
「それはもう、その時の判断というか、自分の本能じゃないかなと思います」
疲労が考慮され、5月に入って4試合欠場したものの、6日のオリックス戦からスタメンに復帰。翌日の同カードでは3安打の猛打賞で勝利に貢献した。キャンプから走り続けてきたこの2ヶ月を経て、ベンチ待機となった時間をどんな心境で過ごしていたのか。
「そうですね。試合ではスタートから行く時と、後から行く時の準備があるんですけど、試合の状況を見ながら自分で、どういうところで代走に呼ばれるかとか、守備(での出番)がありそうだっていうところを考えて、ベンチにいたって感じでしたね」
キャンプから話を聞いてきたが、淡々と答える姿と試合に対する姿勢は変わらない。ルーキーらしからぬ落ち着きすら感じるが、一軍での試合を経験してきたことで、その準備に変化はなかったのか。
「オープン戦から試合の感覚というか、そのつもりでやってきたので特に何かがめちゃくちゃ変わったということはないです。僕のなかでは、やはりプロに入って、いろんなことを学んでいくうえで、本当に1試合1試合がオープン戦でも大切な試合だったので、開幕したからと行って、何かがそんなに変わったというのはなかったですね」
1月の合同自主トレやキャンプから、一軍公式戦をイメージしながら準備を重ねてきたことが、今の児玉の結果につながっているということだろう。
児玉の守備に魅力を感じるのは、常にひとつでも多くのアウトをとる可能性を探る動きを見せていることだ。
初出場となった4月2日のオリックス戦、6回表に見せた守備は印象深いものだった。無死二塁の場面でセカンドベース付近を通過するショートゴロをランナーと重なりながら捕球。その流れで帰塁を試みる二塁走者にタッチしに行き、ダブルプレーを狙った。
さらに5月9日のオリックス戦では、5回表一死一塁でのショートゴロを捌いた時に、走ってくる一塁走者を一度視認してから、ファーストへ送球している。当たり前のことかもしれないが、こうした何気ない動きから、「可能なら併殺を」という児玉の守備に対する考え方を感じさせられる場面だった。この場面について児玉はこう振り返る。
「(一塁走者が)スタートを切っていたのは見えていました。打球がそんなに速くなかったので、行けるならトスしたかったんですけど、やはり自分の目で1回確認して『あ、セーフだな』と思ったので、ファーストに投げました」
ありきたりな言葉になってしまうが「攻める守備の意識」。こうした動きはどのくらい考えてできるものなのだろうか。
「それはもう、その時の判断というか、自分の本能じゃないかなと思います」
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