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「中軸を打つような数字ではない」米メディアがカブス鈴木誠也の苦戦ぶりにシビアな見解… 2年目に期待も「このままなら下位に下げろ」

THE DIGEST編集部

2023.05.11

現地10日のカーディナルス戦で、鈴木は7試合ぶりのマルチ安打。ここから勢いに乗りたい。(C) Getty Images

現地10日のカーディナルス戦で、鈴木は7試合ぶりのマルチ安打。ここから勢いに乗りたい。(C) Getty Images

 シカゴ・カブスの鈴木誠也は現地時間5月10日、本拠地でのセントルイス・カーディナルス戦に「4番・右翼」でスタメン出場し、第2打席でライト戦への適時二塁打を放つなど2安打を記録し、10対4での勝利に貢献した。5試合ぶりの打点、さらにマルチ安打も7試合ぶりと、4番のバットが快音を響かせたこのゲームで、チームも連敗を3で止めている。

【動画】鈴木誠也、10日カーディナルス戦で2安打1打点の活躍!
 鈴木は、スプリングキャンプ時に右脇腹を痛め開幕には出遅れたものの、今季初出場となった4月14日のロサンゼルス・ドジャース戦以降、レギュラーとしてラインナップに名を連ねて来ている。常に上位打線を任され、中軸を担っていることは、チーム首脳陣からの信頼の表れであることに変わりはない。

 しかし、ここまでチームの結果は勝率5割付近から抜け出せず、4月下旬から現在まで3度の3連敗を喫している。そのため、現地メディアでは背番号27へシビアなコメントも伝えられているようだ。

 カブス専門メディア『Cubbies Crib』では現地時間5月10日、鈴木の特集記事を配信し、今季のバッティングを振り返っている。その中では「スプリングトレーニングの開始時に腹部に負傷を負い、2023年は故障者リストに入るなどスズキにとって残念なスタートとなった。4月中旬にカブスの戦列に戻り、デビッド・ロス監督はいつものように彼を戦列の真ん中に据えた」と綴っている。

 その上で「スズキはロサンゼルス・ドジャースとの今季初戦で本塁打を放ったが、全体的には苦戦している。最初の98打席を通じて、右翼手は.253/.337/.354(打率・出塁率・長打率)、本塁打は1本」と各スタッツが低いと指摘。

 さらに、記事ではここまでの得点圏打率などにも触れ、「スズキは打者として中軸で打てるような数字を示していないのに、今季カブスで打席に立ったのは4番か5番だ」と厳しく指摘しながら、今後の打順についても以下のような見解を示している。

「カブスが2023年に真の優勝候補になるのであれば、チームはスズキのより良いパフォーマンスを必要とするだろう。このまま得点圏で走者を抱えて苦戦し続けるなら、ロスが取れる唯一の選択肢は右翼手をチームのラインナップの下位に下げることだ」

 加入2年目の28歳には、さまざまなコメントが向けられることは避けられない。久々に複数安打が生まれたとはいえ、その期待の大きさから、さらなる結果が求められることは明らか。チームの浮沈も左右する、鈴木誠也という打者の真価がこれからも問われることとなりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
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