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「彼はボールを深く引き込むんだ」大谷翔平への度重なる打撃妨害についてエ軍指揮官が見解!「捕手に当てるつもりがないのは明らか」

THE DIGEST編集部

2023.05.14

12日のガーディアンズ戦でも打撃妨害で出塁した大谷。今季5度目だ。(C)Getty Images

 困惑の声が上がっていた"前日のワンシーン"に指揮官も反応した。

 現地5月13日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地で行なわれたクリーブランド・ガーディアンズ戦に「3番・指名打者」でスタメン出場。チームが4点のリードを守り切れずに6対8の逆転負けを喫するなか、大谷は3回1死一、二塁の第2打席でタイムリー二塁打をマークするなど、4打数1安打1打点1四球の活躍をみせた。

 米球界で大きな存在感を示す大谷だが、前日の同カードでは2打数無安打、そして今季5回目の打撃妨害と2四球で3出塁。今季はバットが相手捕手のミットと接触する場面が頻発しており、広報マネージャーのマット・バーチ氏によれば、エンジェルスで1シーズンに5回以上の打撃妨害を受けるのは、球団史上3人目だという。

【動画】今季5度目となる打撃妨害で出塁した大谷

 こうした珍しい状況を受け、エンジェルスのフィル・ネビン監督は13日の試合前に見解を示した。地元紙『Los Angeles Daily News』は「あれが彼のバット軌道だ」と話し始めると、「彼はボールを深く引き込むのが上手く、コンタクトスペースの奥でも打球を捉えられる。それによって捕手と近くなっても、仕方がないことだ」と報じている。
 
 また、そのなかでも2ストライク後の打撃妨害が多い大谷についてネビン監督は、「捕手に当てるつもりがないのは明らかだが、バットに当てさえすれば、打席が続くというのを彼は理解している」とも分析。打撃妨害の数が今季メジャー最多となっていることに関して、こうした打撃テクニックも原因のひとつと考えているようだ。

 ここまで打者としては、38試合で打率.288、8本塁打、25打点を記録している大谷。投手としても8試合で4勝1敗、防御率2.74をマークしており、次回登板は現地15日の敵地ボルティモア・オリオールズ戦が予定されている。

構成●THE DIGEST編集部

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