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またも「なおエ」! 大谷翔平が9回タイムリー&今季6個目の盗塁も追撃及ばず。継投策が裏目のエンジェルスは痛恨の2連敗

THE DIGEST編集部

2023.05.15

この日は2番・指名打者でスタメン出場した大谷。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が現地5月14日、敵地で行なわれたクリーブランド・ガーディアンズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。マイク・トラウトが先発から外れ、大谷は前日から打順をひとつ上げてゲームに臨んだ。

 第1打席はガーディアンズの新人右腕タナー・ビビーが投じた96.6マイル(約155.4キロ)の内角高めの速球に詰まり、二ゴロに倒れる。1点ビハインドで迎えた4回1死走者なしの第2打席は、フルカウントから自信を持って見逃した低めのチェンジアップをストライクコールされ三振。大谷は納得できず審判に声をかけたが、判定は覆らず。信じられないといった表情でベンチに引き揚げた。

 ルーキーに6回までわずか1安打に抑えられていたエンジェルス。7回、大谷に3度目の打席が回る。カーブ、フォーシームで2ストライクと早くも追い込まれたが、変化球を見極め、ファウルで粘るとフルカウントからの8球目、内角低めのチェンジアップを空振り。大谷はここまでノーヒットが続く。

 直後の8回、エンジェルスはついにビビーを捉え1死一、三塁から7番ジョバンニ・ウルシェラがライト線ギリギリに落ちる適時打で、ようやく同点に追い付いた。
 
 ところが、その裏。ここまで1失点で粘投を続けていた先発パトリック・サンドバルが先頭打者に右安打を許し、送りバントと申告敬遠で2死一、二塁としたところで降板。フィル・ネビン監督はマウンドに守護神カルロス・エステベスを送り、ゼロで切り抜けたかったが、4番ジョシュ・ネイラーに2球目のチェンジアップをライトスタンドに運ばれてしまう(ネイラーは3試合連発の6号3ラン)。これで勝ち越され、またしても継投策が裏目に出た。

 3点を追うエンジェルスは、ガーディアンズ守護神エマニュエル・クラッセを攻め立て、無死一、三塁とチャンスを作ると、大谷に4度目の打席が回る。カウント1-2と追い込まれた大谷だったが、4球目のスライダーをセンターに弾き返し、反撃の1点を挙げて2点差に迫った。

 出塁した大谷は、続く打者のカウント1-2から二盗を試みて成功。今季6つ目の盗塁を決めて1死二、三塁にチャンスを広げたが後続が続かず、3対4でエンジェルスが敗北した。

 大谷は4打数1安打1打点1盗塁で、2試合連続安打と打点をマークしたが、チームは手痛い2連敗を喫している。

構成●THE DIGEST編集部

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