日本ハムの新庄剛志監督がプロデュースした真っ赤な襟付きのド派手ユニホームが物議を醸している。

　５月13日、エスコンフィールドで行なわれた日本ハム対ロッテ戦。日本ハムはこの試合から18日までの５試合限定で、赤と黒のツートン、胸には大胆に「Ｖ」の字があしらわれた斬新デザインのユニホームを着用し、試合に臨んだ。

　お披露目となった初戦は、日本ハム先発の加藤貴之が9回4安打無四球で今季初の完封勝利を飾る、素晴らしいスタートを切った。一方、２戦目の14日は２回にエラーや伏見寅威の右適時打などで２点を先取した日本ハムだったが、直後の３回に逆転されると、ロッテ先発のC.C.メルセデスに６回までわずか４安打に抑えられ、2対5で敗北。連勝はならなかった。

　グラウンド内外で話題を振りまく新庄・日本ハムに、思わぬところから苦言が入った。元横浜DeNA監督の中畑清氏が同日、TBS系テレビ『サンデーモーニング』に出演。新庄監督によるド派手ユニを着用してプレーしたことについて持論を述べた。

　同氏は「ビックリしましたね。私も派手なのが好きなんですけど。な、な、何ですかね」と不思議そうな表情を浮かべ、「レディースデーでピンクとか派手なユニホームで、プレゼントしてくれるというのはあるが、選手が着てやるというのは、これはちょっと異常ですね」と私見を述べ、「もうちょっと、ユニホームに対してプライドを持ってほしいなというのはありますね」と注文を付けたのだ。

　中畑氏と一緒に同番組に出演した元中日監督の落合博満氏は「お客さんサービスじゃないですか」と理解を示し、「昔はユニホームを変えてやることはなかっただけに。最近、何々デーと言って、ユニホームを変えて選手が着てやるというのが増えましたね」と近年の各球団のファンサービスに対してコメントした。
  　SNS上でも中畑氏の発言に対し、「限定ユニだからいいと思うけどなー」「仰ってることは、分からない事でも無いけどねぇ」「考えは十人十色ですから」「全試合闘うわけではないし、レジェンドユニホームにしたりとかやってるんだからいいと思うよ」「余計なお世話」「これを否定するなら、ベイスターズのピカチュウヘルメットはいいのかよ？」「時代は令和なんでね笑」など、賛否両論が巻き起こっている。

　指揮官が「かっこいいヒーローになってほしい」と願いを込めた新戦闘服。残る着用期間は、16日から本拠地エスコンで開催される西武との３連戦が予定されている。
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構成●THE DIGEST編集部

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