現地5月18日、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が敵地でのボルティモア・オリオールズ戦に「3番・指名打者」で先発出場。初回に3試合ぶりとなる10号本塁打を放ってチームを勢いをづけると、3回にはマイク・トラウトにも2試合連続2ラン本塁打が飛び出した。今季3度目の「トラウタニ弾」だ。エンジェルスは6対5で勝利を収めた。
いきなり試合が動かしたのは、大谷の豪快な一発だった。初回2死ランナーなしで、オリオールズ先発のタイラー・ウェルズが投じた2球目高めのチェンジアップを強振。打球は綺麗な放物線を描き、ライトスタンドに入る先制の10号ソロ弾となった。
打球速度100.3マイル(161.4キロ)、打球角度32度、飛距離378フィート(115.2メートル)を記録する本塁打で、メジャー3年連続5度目の二桁に到達。ダイヤモンドを1周してベンチに戻ると、今季エンジェルス恒例の兜セレブレーションを受け、満面の笑顔が弾けた。
大谷の鮮烈弾に、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でアメリカ代表を牽引した主将も刺激を受けた。3回1死一塁で、2番トラウトが高めのカットボールを見事に捉えると、左翼スタンドへ2試合連続の10号2ランを叩き込んだ。こちらは打球速度110.4マイル(177.6キロ)、打球角度24度、飛距離408フィート(124.4メートル)の強烈なライナー弾。トラウトも2年連続11度目となる二桁本塁打に到達し、エンジェルスが序盤で3点のリードを奪う。
かたや、オリオールズは5回に反撃。犠牲フライで1点を返すと、なおも2死三塁で4番アンソニー・サンタンデアーが3試合ぶりの7号2ランホームランを放ち、スコアを振り出しに戻す。直後にエンジェルスに1点を勝ち越されたが、7回に2番アドリー・ラッチマンが右翼席に逆転の2ラン本塁打を打ち、ついに5対4で逆転に成功した。
3連敗は避けたいエンジェルスも食い下がる。8回1死一、二塁でジョバンニ・ウルシェラが中安打で同点。さらに2死一、三塁でトラウトが死球を受けて満塁にチャンスを広げると、一打逆転の場面でバッターボックスに大谷が入った。
初回のホームラン以降、3打席凡打が続いた背番号17は、オリオールズ6番手ダニー・クーロムが投じた初球外角低めのスライダーを打ち、打球は一、二塁間へ。ファーストがなんとか捕球したが、大谷が俊足を飛ばして駆け抜けて内野安打。これが貴重な逆転タイムリーとなり、エンジェルスが再度リードを奪う。大谷は5打数2安打2打点のマルチ。得点が欲しい場面で、打点を稼ぐ勝負強い打棒を発揮した。
9回は14日のクリーブランド・ガーディアンズ戦で痛恨の逆転3ランを浴びたカルロス・エステベスが登板。守護神は2死から一、二塁にランナーを背負うハラハラのピッチングを披露するも、なんとかゼロで抑えて今季10セーブ目をマークした。エンジェルスは連敗を「2」でストップし、貯金生活に返り咲いている。
構成●THE DIGEST編集部
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いきなり試合が動かしたのは、大谷の豪快な一発だった。初回2死ランナーなしで、オリオールズ先発のタイラー・ウェルズが投じた2球目高めのチェンジアップを強振。打球は綺麗な放物線を描き、ライトスタンドに入る先制の10号ソロ弾となった。
打球速度100.3マイル(161.4キロ)、打球角度32度、飛距離378フィート(115.2メートル)を記録する本塁打で、メジャー3年連続5度目の二桁に到達。ダイヤモンドを1周してベンチに戻ると、今季エンジェルス恒例の兜セレブレーションを受け、満面の笑顔が弾けた。
大谷の鮮烈弾に、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でアメリカ代表を牽引した主将も刺激を受けた。3回1死一塁で、2番トラウトが高めのカットボールを見事に捉えると、左翼スタンドへ2試合連続の10号2ランを叩き込んだ。こちらは打球速度110.4マイル(177.6キロ)、打球角度24度、飛距離408フィート(124.4メートル)の強烈なライナー弾。トラウトも2年連続11度目となる二桁本塁打に到達し、エンジェルスが序盤で3点のリードを奪う。
かたや、オリオールズは5回に反撃。犠牲フライで1点を返すと、なおも2死三塁で4番アンソニー・サンタンデアーが3試合ぶりの7号2ランホームランを放ち、スコアを振り出しに戻す。直後にエンジェルスに1点を勝ち越されたが、7回に2番アドリー・ラッチマンが右翼席に逆転の2ラン本塁打を打ち、ついに5対4で逆転に成功した。
3連敗は避けたいエンジェルスも食い下がる。8回1死一、二塁でジョバンニ・ウルシェラが中安打で同点。さらに2死一、三塁でトラウトが死球を受けて満塁にチャンスを広げると、一打逆転の場面でバッターボックスに大谷が入った。
初回のホームラン以降、3打席凡打が続いた背番号17は、オリオールズ6番手ダニー・クーロムが投じた初球外角低めのスライダーを打ち、打球は一、二塁間へ。ファーストがなんとか捕球したが、大谷が俊足を飛ばして駆け抜けて内野安打。これが貴重な逆転タイムリーとなり、エンジェルスが再度リードを奪う。大谷は5打数2安打2打点のマルチ。得点が欲しい場面で、打点を稼ぐ勝負強い打棒を発揮した。
9回は14日のクリーブランド・ガーディアンズ戦で痛恨の逆転3ランを浴びたカルロス・エステベスが登板。守護神は2死から一、二塁にランナーを背負うハラハラのピッチングを披露するも、なんとかゼロで抑えて今季10セーブ目をマークした。エンジェルスは連敗を「2」でストップし、貯金生活に返り咲いている。
構成●THE DIGEST編集部
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