3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝。日本代表のエース、大谷翔平は9回のマウンドに上がり、アメリカ代表の主将であるマイク・トラウトと対峙した。鮮やかな空振り三振に仕留めて、侍ジャパンは世界一奪還に成功。そしてあの最後の魔球"スイーパー"も、すっかり有名になった。
米老舗スポーツ誌の『Sports Illustrated』は5月19日、大谷に関する特集記事を掲載した。「エンジェルス投手陣はオオタニのスイーパーを真似ながら学んでいる」と題し、僚友であるアンドリュー・ウォンツ、タッカー・デビッドソン両投手のコメントを紹介している。
まず『SI』は「今季のトレンドとなっているスイーパーだが、オオタニほど使いこなしている投手はいない」と記し、「目下投球の45%を占め、平均で1.5フィート(約45センチ)も曲がっている。被打率はわずか.138。彼のスイーパーは打者を悩ませ、実況席を驚かせ、コンスタントにその日のハイライトとして取り上げられている」と称えた。
エンジェルスの右腕ウォンツは「僕は毎日のようにショウヘイを観ている。彼はどのようにスイーパーを活用していて、それがどれほど効果的かをね。僕も取り入れないのはおかしい! って思うようになったんだ」と語る。そして、「ショウヘイに『ねえ、どうやって持つの?』と訊いたことがある。『親指はどこ? こっちの指は?』って。彼は優しく助言してくれたよ」とエピソードも披露した。
かたや、今季は中継ぎで好投を続ける左腕デビッドソンは、キャンプからスイーパー会得に挑戦。微調整を繰り返すなかで、名手である大谷のアドバイスが欲しかったが、彼はWBC参戦のためキャンプに帯同していなかった。そこでデビッドソンは偶然、願ってもない場面に遭遇したという。
「WBCをテレビで観ていたら、ダルビッシュ(有)とショウヘイがスイーパーの握りに関して話し込んでいる様子が映し出されたんだ。ピンと来たよ、これだってね。あの映像は100回は観たんじゃないかな。何度もボールを手のひらで感じながら、よし、これで行こうと。筋肉に記憶させるようなもので、自分の球として取り込むことができたんだ」
両投手は大谷ほどスイーパーを多用していないが、どちらもここぞの局面で勝負球として最大限活用しているようだ。『SI』は「身近にいるベストのスイーパーから、ふたりの投手は的確な学びを得ている」と評した。
最後にウォンツはもうひとり、スイーパーについてタメになる助言をしてくれるスーパースターがいると明かした。ほかでもない、エンジェルスの主砲トラウトである。
「MLB史上最高のバッターのひとりがチームにいるなんて財産だからね。だからマイクにも訊いてみたんだ、『スイーパーをどう思う?』って。したら『ちょっと変化するだけも厄介だし、打つのが本当には難しい球だよ』と答えてくれたんだ」
構成●THE DIGEST編集部
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エンジェルスの右腕ウォンツは「僕は毎日のようにショウヘイを観ている。彼はどのようにスイーパーを活用していて、それがどれほど効果的かをね。僕も取り入れないのはおかしい! って思うようになったんだ」と語る。そして、「ショウヘイに『ねえ、どうやって持つの?』と訊いたことがある。『親指はどこ? こっちの指は?』って。彼は優しく助言してくれたよ」とエピソードも披露した。
かたや、今季は中継ぎで好投を続ける左腕デビッドソンは、キャンプからスイーパー会得に挑戦。微調整を繰り返すなかで、名手である大谷のアドバイスが欲しかったが、彼はWBC参戦のためキャンプに帯同していなかった。そこでデビッドソンは偶然、願ってもない場面に遭遇したという。
「WBCをテレビで観ていたら、ダルビッシュ(有)とショウヘイがスイーパーの握りに関して話し込んでいる様子が映し出されたんだ。ピンと来たよ、これだってね。あの映像は100回は観たんじゃないかな。何度もボールを手のひらで感じながら、よし、これで行こうと。筋肉に記憶させるようなもので、自分の球として取り込むことができたんだ」
両投手は大谷ほどスイーパーを多用していないが、どちらもここぞの局面で勝負球として最大限活用しているようだ。『SI』は「身近にいるベストのスイーパーから、ふたりの投手は的確な学びを得ている」と評した。
最後にウォンツはもうひとり、スイーパーについてタメになる助言をしてくれるスーパースターがいると明かした。ほかでもない、エンジェルスの主砲トラウトである。
「MLB史上最高のバッターのひとりがチームにいるなんて財産だからね。だからマイクにも訊いてみたんだ、『スイーパーをどう思う?』って。したら『ちょっと変化するだけも厄介だし、打つのが本当には難しい球だよ』と答えてくれたんだ」
構成●THE DIGEST編集部
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