現地時間５月20日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地エンジェル・スタジアムで行なわれたミネソタ・ツインズ戦に「３番・指名打者」としてスタメン出場。チームが２対６と敗戦を喫し、連勝が「２」でストップしたなか、第３打席の２試合ぶり11号ソロを含む４打数１安打１打点と目に見える結果を残した。
  　強烈な一発が飛び出したのは、３点ビハインドの６回裏だ。ツインズの先発右腕ルイ・バーランドと対峙した大谷は、フルカウントから高めの94.2マイル（約151.6キロ）フォーシームをジャストミート。打球速度102.5マイル（約165.0キロ）、飛距離414フィート（約126.2メートル）の豪快アーチが右中間スタンドに突き刺さった。

　これを受け、地元放送局『Bally Sports West』が本塁打シーンの動画を共有すると、同メディアの実況アナウンサーを務めるウェイン・ランダッツォ氏は、「球界でこれほど印象的な人物はいない」とツイート。「ショウヘイはなんというショーを見せてくれるんだ」と続け、「明日の午後は、彼が先発投手だ」と伝えている。

　また、米スポーツ専門メディア『The Athletic』などに執筆していたブレント・マグワイア記者がホストを務めるエンジェルス専門のポッドキャスト番組『Locked On Angels』は、公式ツイッターを更新し、「ショウヘイ・オオタニが右中間への一撃を放ち、エンジェルスに再び活気を与える！」と興奮気味に速報していた。追撃ムードを生み出す大谷の豪快アーチも空しく、エンジェルスは終盤に突き放され敗れたが、二刀流スターの存在感が際立った。

　メジャー６年目の今季は、ここまで打者として打率.286、11本塁打、32打点、投手として５勝１敗、防御率3.23を記録している大谷。ランダッツォ氏が報じたとおり、現地時間21日のツインズ戦では、今季10度目の“リアル二刀流”を予定しているが、果たしてどのようなパフォーマンスが見られるだろうか。ショータイムに期待だ。

構成●THE DIGEST編集部
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