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「俺たちがサポートする」エ軍大砲が明かした大谷翔平の前回登板時エピソード。米メディアは二刀流スターと周囲の深い絆を強調

THE DIGEST編集部

2023.05.21

大谷は現地時間21日(日本時間22日朝)のツインズ戦に登板予定だ。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間5月20日、本拠地エンジェル・スタジアムでのミネソタ・ツインズ戦に「3番・指名打者」で先発出場し、6回の第3打席でソロ本塁打を放つも、チームは2対6で敗れた。
 
 2試合ぶりとなる今季11号もチームの勝利には結びつかなかった。この日のツインズは初回、2点を先制すると、なおも1死一、三塁の場面でスクイズを成功させるなど、序盤から得点への執念を見せつけホームチームを攻め立てた。さらに6、7回にも3点を加え、投手陣も先発のルイ・バーランドをはじめ4投手が好投し、エンジェルス打線を大谷の一発を含めた2点に抑え、試合を制した。

 3連勝を阻まれたエンジェルスは、ツインズとの3連戦の最後となる現地21日のゲームで、大谷翔平の先発登板が発表されている。前回登板となった現地15日のボルティモア・オリオールズ戦では5勝目を手にしたものの、3被弾など5失点を喫する内容となった。また、ここ4度の登板で計17失点、特に序盤から中盤で打ち込まれるシーンが目立つ。

 しかし、今季初めてとなる、登板日での本塁打も記録した前回マウンドでは、チームメートからの「助言」が大谷の奮起に繋がったと、現地メディアでは伝えている。米スポーツサイト『EssentiallySports』では、オリオールズ戦で3回までに4点を失っていた背番号17に対しハンター・レンフローが以下のようなメッセージを贈ったことを紹介している。

「彼がちょっと苦しいピッチングをしていたから、そう言ったんだ。『ベストを尽くせばいい』って。『俺たちがサポートするから』と」

 さらにレンフローの言葉は続き「そしたら結局、彼は自分で自分を助けたんだ」と語ったと、同メディアは伝えている。その後、エンジェルスは4回の攻撃時に大谷が本塁打を放つなど、5点を挙げ逆転。ピッチングでも7回まで投げ抜いた。

『EssentiallySports』も「チームメートからの言葉はいつでも復調までのプロセスを早めるのに役立つものであり、それはオオタニにとってもそうであったようだ」と指摘。また、これまで偉業を成し遂げてきた大谷と言えども、結果が残せない日が続くこともあると述べながら「彼のファンやチームメートは、彼がすぐに元通りになることを確信している」として、二刀流スターと周囲との深い絆を強調している。

 思うように貯金を増やせないチーム状況のなかで、今季10度目のマウンドを迎える大谷。多くの仲間に囲まれながら、投打で最大限のパフォーマンスを発揮してくれるはずだ。

構成●THE DIGEST編集部
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