５月28日、今季DeNAに加わった大物助っ人、トレバー・バウアーが自身のYouTubeチャンネルを更新。16日の広島戦で２回（69球）を投げ、被安打８、被本塁打１、１奪三振、与四球１、７失点と大炎上した翌日、落ち込む自身を撮影した動画を公開した。

【動画】赤ヘルの猛打を浴びるバウアー

　挫折感を味わった右腕は17日、「投手として最悪な日です。昨日僕らが負けたのは、僕が２回で７点を取られたから。３回までもたなかった」と自分を責め、こう続けた。

「今日は何もしない回復の日です。僕はただここに座って失意に打ちひしがれるよ。鬱になりそうです。晴れていることが唯一の救い。もし今日が雨だったら本当に最悪だ」

　そして32歳の元サイ・ヤング賞投手は、「僕には24時間ルールがあります。24時間は惨めな思いで、痛みを感じてもいい。次の日、普通に元気に来て全然問題ないというのは、現実的じゃないと思う。最悪の投球をしたときは、痛みを感じるべき」と自身の掟を紹介したうえで、「辛い24時間が過ぎたら、次に向けて顔を上げます。気分は最低だけど、やることはやらなくちゃ。本当はこのまま何もせず、誰にも会わず、暗闇の中にただ座っていたい」と肩を落とした。
  　失意の底に沈む彼は、「野球で落ち込んだ人が、この動画を見て、世界最高の選手たちも自分を見失うこともあるって知ってもらえたら」と動画を公開した意図をも説明している。

　そんなバウアーは、27日の中日戦では６回を投げ、被安打７、２失点、無四球、７奪三振と力投。ここから本来のパフォーマンスを取り戻してくれることを期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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