ヤンキースのアーロン・ブーン監督の“瞬間湯沸かし器”ぶりが話題を集めている。今季は5月25日まですでに4度の退場処分を食らっているのだ。
4月12日 ガーディアンズ戦
5月15日 ブルージェイズ戦
5月21日 レッズ戦
5月25日 オリオールズ戦
ガーディアンズ戦は相手チームからのチャレンジがないまま判定が覆ったことに抗議した末に、ブルージェイズ戦はダグアウトからストライク/ボールの判定に野次を飛ばし、レッズ戦はチャレンジの結果、相手二塁走者の生還が認められたことに文句をつけ、そしてオリオールズ戦は再びストライク/コールの判定に異議を唱えてそれぞれ退場となった。
オリオールズ戦での退場は、監督通算30回目。25.4試合に1回という退場ペースは、“闘将”として恐れられたビリー・マーティン(47.2試合)の約2倍。通算162退場のMLB記録を持つボビー・コックス(27.8試合)をも上回るペースだ。 退場になったシーンの映像を見ると、ちょうどいいタイミングで引き下がることができず、ずるずる食い下がって退場となるケースが多い印象。おそらく審判団からも要注意人物とされているに違いない。26日には。MLB機構から「最近の審判団への言動」を理由に1試合の出場停止処分を受けた。それでも、ブーン監督は「私は誰に対しても敬意をもって接するよう努めている。だが、重要な事柄について闘志を失うつもりはない」と、自らの行動を改めるつもりはないようだ。
これに対し、地元紙『ニューヨーク・ポスト』のコラムニスト、ラリー・ブルックスは「不機嫌な子供のよう」「驚くほど自己認識が欠如している」「チームにとっても利益にならない」と鋭く批判している。ただ、ブーン監督が退場となった試合でヤンキースは3勝1敗。監督の退場がチームの士気を高める効果はあるのかもしれない。
ちなみに、監督のシーズン最多退場回数は11回で、現在のペースなら十分更新可能。どうせなら歴史に名を残してほしい気もするが……。
構成●SLUGGER編集部
4月12日 ガーディアンズ戦
5月15日 ブルージェイズ戦
5月21日 レッズ戦
5月25日 オリオールズ戦
ガーディアンズ戦は相手チームからのチャレンジがないまま判定が覆ったことに抗議した末に、ブルージェイズ戦はダグアウトからストライク/ボールの判定に野次を飛ばし、レッズ戦はチャレンジの結果、相手二塁走者の生還が認められたことに文句をつけ、そしてオリオールズ戦は再びストライク/コールの判定に異議を唱えてそれぞれ退場となった。
オリオールズ戦での退場は、監督通算30回目。25.4試合に1回という退場ペースは、“闘将”として恐れられたビリー・マーティン(47.2試合)の約2倍。通算162退場のMLB記録を持つボビー・コックス(27.8試合)をも上回るペースだ。 退場になったシーンの映像を見ると、ちょうどいいタイミングで引き下がることができず、ずるずる食い下がって退場となるケースが多い印象。おそらく審判団からも要注意人物とされているに違いない。26日には。MLB機構から「最近の審判団への言動」を理由に1試合の出場停止処分を受けた。それでも、ブーン監督は「私は誰に対しても敬意をもって接するよう努めている。だが、重要な事柄について闘志を失うつもりはない」と、自らの行動を改めるつもりはないようだ。
これに対し、地元紙『ニューヨーク・ポスト』のコラムニスト、ラリー・ブルックスは「不機嫌な子供のよう」「驚くほど自己認識が欠如している」「チームにとっても利益にならない」と鋭く批判している。ただ、ブーン監督が退場となった試合でヤンキースは3勝1敗。監督の退場がチームの士気を高める効果はあるのかもしれない。
ちなみに、監督のシーズン最多退場回数は11回で、現在のペースなら十分更新可能。どうせなら歴史に名を残してほしい気もするが……。
構成●SLUGGER編集部
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