昨季の世界王者、ヒューストン・アストロズと敵地で4連戦を戦っているロサンゼルス・エンジェルス。前日まで2連敗を喫していたチームは現地6月3日のゲームも6対9で落とし、連敗を止められなかった。
この日も大谷翔平は「1番・指名打者」で先発出場。5打数4安打2打点と気を吐き、チームも12安打を記録したものの、序盤から失点を重ねてリードを許す展開となり、最後まで追いつくことができなかった。
これでアストロズ戦は3連敗。貯金もなくなり、翌日にカード最終戦を迎える。先月の本拠地での対戦から数えると通算5連敗で、力の差を見せつけられている格好だ。チーム力の差も認めざるを得ないが、米メディアでは昨季王者との対戦成績において、大谷翔平とマイク・トラウトという、両主砲の相性の悪さも要因のひとつだと見ている。
エンジェルス専門サイト『Halohangout』では6月3日、カード2戦終了時までの結果を踏まえたトピックを配信。大谷、トラウトの過去のゲームも含めたアストロズ戦のデータを紹介しながら、「両者ともヒューストン・アストロズという馴染みのある相手に対して苦戦を強いられている」と伝えている。
そのうえで、「このふたりのスーパースターは、どんな状況でも活躍が期待されるが、常に高い成績を残すのは困難だ」と論じている。
一方で、「トラウト、オオタニは何度もヒューストンに対して、『標準以下』のプレーを続けており、エンジェルスがア・リーグ西地区の強豪の後塵を拝する大きな理由だ」と主張。同メディアは、両者のアストロズ戦における打撃成績を紹介しており、トラウトに関しては「ミニッツメイドパークで打てていないのは今に始まったことではない」としながら、打率が2割程度である点などを論じている。
また、大谷についても辛口の評価を下す。「トラウトと同様、オオタニもヒューストンに対して大苦戦している。アストロズ戦でのホームラン数は11本で、12本塁打のシカゴ・ホワイトソックス戦の倍以上の試合に出場しているにもかかわらず少ない。ヒューストンでのキャリアで打率.190、OPS.652だ(6月2日時点)」と記し、あまりに低いスタッツだと断じている。
加えて、「アストロズ戦に限った防御率は12試合に先発して3.90(キャリアの3.02をはるかに上回る)となり、ミニッツメイドパークでは7試合の先発で防御率4.89である」と投手としての成績にも言及。打撃同様、相性の悪さを鋭く指摘している。
カード3戦目、トラウトは5打数1安打で7回に追撃の打点を挙げ、大谷に至ってはサイクルヒット目前の5打数4安打2打点と大当たりしたものの、過去のデータでは両者とも満足のいくものではないようだ。
現地4日の最終戦、昨季のワールドチャンピオンを相手にエンジェルスは意地を見せられるか。二枚看板のさらなる奮起が求められる。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】大谷翔平の4安打をハイライトでチェック
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これでアストロズ戦は3連敗。貯金もなくなり、翌日にカード最終戦を迎える。先月の本拠地での対戦から数えると通算5連敗で、力の差を見せつけられている格好だ。チーム力の差も認めざるを得ないが、米メディアでは昨季王者との対戦成績において、大谷翔平とマイク・トラウトという、両主砲の相性の悪さも要因のひとつだと見ている。
エンジェルス専門サイト『Halohangout』では6月3日、カード2戦終了時までの結果を踏まえたトピックを配信。大谷、トラウトの過去のゲームも含めたアストロズ戦のデータを紹介しながら、「両者ともヒューストン・アストロズという馴染みのある相手に対して苦戦を強いられている」と伝えている。
そのうえで、「このふたりのスーパースターは、どんな状況でも活躍が期待されるが、常に高い成績を残すのは困難だ」と論じている。
一方で、「トラウト、オオタニは何度もヒューストンに対して、『標準以下』のプレーを続けており、エンジェルスがア・リーグ西地区の強豪の後塵を拝する大きな理由だ」と主張。同メディアは、両者のアストロズ戦における打撃成績を紹介しており、トラウトに関しては「ミニッツメイドパークで打てていないのは今に始まったことではない」としながら、打率が2割程度である点などを論じている。
また、大谷についても辛口の評価を下す。「トラウトと同様、オオタニもヒューストンに対して大苦戦している。アストロズ戦でのホームラン数は11本で、12本塁打のシカゴ・ホワイトソックス戦の倍以上の試合に出場しているにもかかわらず少ない。ヒューストンでのキャリアで打率.190、OPS.652だ(6月2日時点)」と記し、あまりに低いスタッツだと断じている。
加えて、「アストロズ戦に限った防御率は12試合に先発して3.90(キャリアの3.02をはるかに上回る)となり、ミニッツメイドパークでは7試合の先発で防御率4.89である」と投手としての成績にも言及。打撃同様、相性の悪さを鋭く指摘している。
カード3戦目、トラウトは5打数1安打で7回に追撃の打点を挙げ、大谷に至ってはサイクルヒット目前の5打数4安打2打点と大当たりしたものの、過去のデータでは両者とも満足のいくものではないようだ。
現地4日の最終戦、昨季のワールドチャンピオンを相手にエンジェルスは意地を見せられるか。二枚看板のさらなる奮起が求められる。
構成●THE DIGEST編集部
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