現地６月６日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地エンジェル・スタジアムで行なわれたシカゴ・カブス戦に「２番・指名打者」としてスタメン出場。先頭打者で迎えた４回に16号ソロを放ち２打数１安打１打点、２四球と活躍。７対４で勝利したチームは２連勝を飾った。

　５試合ぶりの一発が飛び出したのは、４点ビハインドの第２打席だ。相手先発ヘイデン・ウェズネスキーが投じた６球目のカットボールを捉えると、その打球はぐんぐんと勢いを増し、鈴木誠也が守る右翼フェンス上の看板に直撃。ボールはグラウンドに跳ね返ったが、審判団が協議を行なった末、正式に本塁打の判定が下った。

　打球速度103マイル（約165.8キロ）、飛距離374フィート（約114.0メートル）を計測した大谷の弾丸アーチが反撃の狼煙となり、その後チームは４点差から逆転勝利を飾った。
  　５回裏の猛攻の呼び水となった一撃に米メディアも大興奮だ。エンジェルスの地元放送局『Bally Sports West』は、実際の本塁打シーンを共有すると、「オオタニ、ホームラン！！」と興奮気味にツイートしていた。

　また、米スポーツ専門チャンネル『FOX Sports』のMLB専門アカウントは、『Bally Sports West』の映像を引用したうえで、「ショータイムだ」と反応。さらに、北米スポーツメディア『The Score』も、「イッツ・ショーーータイム。オオタニがエンジェルスに初得点をもたらした」と速報しており、興奮を抑えられなかったようだ。

　アメリカン・リーグのホームラン争いは現在、アーロン・ジャッジ（ニューヨーク・ヤンキース）が19本でトップ。大谷は、ヨーダン・アルバレス（ヒューストン・アストロズ）と並ぶ16本で２位タイに浮上している。

構成●THE DIGEST編集部

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