シカゴ・カブスの鈴木誠也が現地時間６月11日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦を欠場、前日に続いて２戦連続で出場なしとなった。

　鈴木は今季、スプリングキャンプ中に左脇腹を痛め開幕に出遅れたが、４月15日のロサンゼルス・ドジャース戦で今季公式戦初出場。以降はスタメンでの出場を続けて来ており、ここまで.278、６本塁打、18打点の成績を残している。復帰後も、休養などを目的に出場しないゲームもあったものの、２試合続けての欠場は今季初。６月９日のジャイアンツ戦初戦では３安打を記録していた。
  　欠場の理由については詳しい内容は発表されていないものの、現地ではカブスのデビッド・ロス監督のコメントを紹介している。シカゴのニュースメディア『Chicago Sun-Times』では12日、公式サイト上で「カブスのセイヤ・スズキが２試合連続で戦線離脱」と銘打った記事を配信した。

　その中で「カブスの右翼手セイヤ・スズキは日曜、２日連続で戦列を離れたが、欠場の原因は相変わらず不明だった」と綴っており、その上でロス監督のコメントを紹介している。

　鈴木の欠場を問われた指揮官は「彼はある部分に痛みがあるが、心配はない」と語ったという。また他にも「私は最悪のシナリオが起こらないよう努めているだけだ。だから、今は非常に慎重になっている。たいしたことはない」とも述べたとしている。

　記事を読む限りでは、決して重症では無いものの、鈴木に何らかの負傷があったことをイメージさせるロス監督のコメントが並ぶ。さらに、鈴木本人への取材の様子も以下のように記載されている。

「スズキも詳細については明らかにしなかった」
「火曜日にカブスがリグリー・フィールドでパイレーツとの３連戦に臨む際には復帰すると思うかと問われたスズキは『それが目標だ』と答えた」

　その一方で鈴木が「しかし、何が最善かと決めるのは監督次第でもある」と語ったとも記されており、次カードであるピッツバーグ・パイレーツ戦でのゲーム復帰も微妙な状況である様子だ。

　記事では「スズキは欠場する前の最後の２試合で、２本の二塁打を含む５安打を放っていた。バッティングは上昇傾向にあった」と振り返っており、打撃面の調子が欠場理由ではないのは明らかだ。現地13日（日本時間14日）の火曜日に行なわれるパイレーツ戦で、背番号27はスタメン復帰となるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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