ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が現地６月12日、敵地でのテキサス・レンジャーズ戦に２番・指名打者で先発出場。大谷は２本の本塁打を放ち、４打数２安打１犠飛４打点と圧巻の活躍を見せ、チームは延長12回の末に９-６で勝利を収めた。

　大谷は第１打席が一ゴロ、第２打席は四球で出塁。１-５で迎えた５回の第３打席は無死一、三塁の場面でレフトへの犠牲フライ。２試合ぶりの打点を挙げ、３点差に迫る。

　そして４-５と１点差に迫って迎えた７回の第４打席。大谷は２番手のグラント・アンダーソンの２球目の速球を強振すると、打球はあっという間に左中間スタンド２階席に飛び込む特大のホームランに。大谷の19号アーチで５-５の同点に追いつく。

　タイブレークの延長に入った試合は12回。先頭打者で第６打席に入った大谷は、５番手のコール・ラガンズと対峙する。その初球の149キロのカットボールを逆らわずにレフト方向へ打ち返すと、打球はぐんぐん飛距離を伸ばしスタンドイン。現地実況も大興奮で「ショータイムだ、インクレディブルタイム（信じられない時間だ）！」と伝えるこの日２本目となる大谷の20号２ランでエンジェルスが７-５と勝ち越し。これで大谷は、ア・リーグ本塁打単独トップに躍り出ている。

　エンジェルスはさらに２点を加え、この回４点を挙げて９-５とリードを広げると、その裏のレンジャーズの攻撃を１点に封じ勝利を掴んだ。いずれも価値ある一発となった大谷の２本のホームランでエンジェルスが連勝。ア・リーグ西地区首位のレンジャーズに5.5ゲーム差と迫った。

【動画】大谷が反撃の狼煙を上げる犠牲フライ！  構成●THE DIGEST編集部
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