６月14日に横浜で行なわれた日本ハム戦に先発登板したトレバー・バウアー（DeNA）が、ソロホームラン１本こそ浴びたものの、許したヒットは３本、与四球１、12奪三振、１失点で来日初完投勝利を飾った。

　５回にソト（DeNA）の２点適時打でリードをもらったバウアー。７回２死無塁で万波中正（日本ハム）に高めに浮いたストレートを左中間スタンドに運ばれ１失点を喫した。それでも仲間の守備にも助けられながら、テンポ良く試合を進めたが、１点リードの９回にはピンチが襲った。

【動画】刀ポーズを披露！完投のバウアーが三振を奪う姿

　代打の石井一成（日本ハム）にヒットを許し、代走に送られた江越大賀に二盗、三盗を決められたのだ。それでも最後は清宮幸太郎、加藤豪将と連続三振に仕留め、見事に白星を挙げた。
  　試合後、サイ・ヤング賞右腕は「ヨコハマ、サイコウチョウ～！」と日本語でコメントしたうえで、「ファンの皆さんのおかげで本当に最高潮です。ありがとうございます」と続けた。

　９回を一人で投げ切った助っ人は、「早いカウントからスウィングさせ早いアウトをとることができて、そして守備がすごくいい守りを見せてくれました。またキャッチャーの伊藤（光）が素晴らしいリードで、本当は完封だったと思うんですけど、僕のせいで完封を逃してしまいました。本当に伊藤には申し訳なく思っています。ごめんなさい。」と周りのサポートがあってこその勝利であると話す。

　最後には「交流戦残り４試合です。皆さんの声援が本当に力になっています。残りの４試合もぜひ球場に来て頂いて声援を送ってください。よろしくお願いします」と選手を代表して球場のファンにメッセージを送った。

構成●THE DIGEST編集部

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