2022年まで4年連続プレーオフ進出を果たしながら、今季はここまで地区最下位に低迷しているカーディナルス。6月は2勝10敗と特に苦しみ、「夏の移籍市場では売り手に回るのでは?」との噂も囁かれている。そんな中、MLB.comのウィル・リーチ記者は「22年MVP一塁手のポール・ゴールドシュミットをすぐにでも放出すべきだ」と驚きのトレードプランを提案している。
昨季はOSPSリーグ1位の打撃に加え、ゴールドグラブ4度の好守にリーダーシップを兼ね備えたゴールドシュミットは、不振のチームにあっても遺憾なく打棒を発揮している。にもかかわらず、リーチ記者が放出を提案するのは以下の4つの理由からだ。
①ゴールドシュミットは24年オフに37歳でFAとなるため、その後再度長期契約を結ぶのは現実的ではない。ならば、トレードバリューがまだ残っているうちに放出し、可能な限り大きな対価を得るべきではないか。
②引退を表明しているアダム・ウェインライトをはじめ、カーディナルスの先発投手陣の大半は今オフFAとなる。このままでは来季も苦戦する可能性が高く、その場合ゴールドシュミットをチームにとどめておく意味はあまりない。ならば、若手先発投手獲得の駒にするべきだ。
③トップ有望株のジョーダン・ウォーカーはポジションが定まっていない(本職の三塁にはノーラン・アレナードがおり、今季は他にも人材が多い外野で起用されている)が、ゴールドシュミットを放出すれば一塁が空き、将来の主砲に定位置を与えることができる。
④大谷翔平(エンジェルス)がこの夏放出されないとすれば、大物野手不在の今夏の移籍市場でゴールドシュミットは引く手あまたで、対価を吊り上げることもできる。
リーチは記者はゴールドシュミットの放出先候補もいくつか挙げており、その中には何とエンジェルスも含まれている。21年ドラフトでは20人すべて投手を指名したこともあり、カーディナルスが求める若手投手が充実しているというのがその理由だ。
カーディナルスには他にもトレードの駒になり得る若手野手が数多くいるため、本当にゴールドシュミットが放出されるかはまだ分からない。また、仮に放出されるとしても、投手の補強が優先事項のエンジェルスが獲得に動くか疑問もある。
だが、万が一このプランが実現すれば、大谷&マイク・トラウトとの夢の“MVPトリオ”結成が実現する。夏の移籍市場がどのように動くのか、今後1カ月半の展開に要注目だ。
構成●SLUGGER編集部
昨季はOSPSリーグ1位の打撃に加え、ゴールドグラブ4度の好守にリーダーシップを兼ね備えたゴールドシュミットは、不振のチームにあっても遺憾なく打棒を発揮している。にもかかわらず、リーチ記者が放出を提案するのは以下の4つの理由からだ。
①ゴールドシュミットは24年オフに37歳でFAとなるため、その後再度長期契約を結ぶのは現実的ではない。ならば、トレードバリューがまだ残っているうちに放出し、可能な限り大きな対価を得るべきではないか。
②引退を表明しているアダム・ウェインライトをはじめ、カーディナルスの先発投手陣の大半は今オフFAとなる。このままでは来季も苦戦する可能性が高く、その場合ゴールドシュミットをチームにとどめておく意味はあまりない。ならば、若手先発投手獲得の駒にするべきだ。
③トップ有望株のジョーダン・ウォーカーはポジションが定まっていない(本職の三塁にはノーラン・アレナードがおり、今季は他にも人材が多い外野で起用されている)が、ゴールドシュミットを放出すれば一塁が空き、将来の主砲に定位置を与えることができる。
④大谷翔平(エンジェルス)がこの夏放出されないとすれば、大物野手不在の今夏の移籍市場でゴールドシュミットは引く手あまたで、対価を吊り上げることもできる。
リーチは記者はゴールドシュミットの放出先候補もいくつか挙げており、その中には何とエンジェルスも含まれている。21年ドラフトでは20人すべて投手を指名したこともあり、カーディナルスが求める若手投手が充実しているというのがその理由だ。
カーディナルスには他にもトレードの駒になり得る若手野手が数多くいるため、本当にゴールドシュミットが放出されるかはまだ分からない。また、仮に放出されるとしても、投手の補強が優先事項のエンジェルスが獲得に動くか疑問もある。
だが、万が一このプランが実現すれば、大谷&マイク・トラウトとの夢の“MVPトリオ”結成が実現する。夏の移籍市場がどのように動くのか、今後1カ月半の展開に要注目だ。
構成●SLUGGER編集部