大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が現地6月15日、敵地でのテキサス・レンジャーズ戦に「2番・指名打者」でスタメン出場。投げては6回を6安打、3奪三振、1四球、2失点。打っては22号2ランなど2打数1安打2打点の活躍。チームも5対3で勝ち、ア・リーグ西地区首位を走る強敵を3勝1敗で叩いた。
中5日で今季14度目のマウンドに立った大谷は初回だけで30球を要したが、レンジャーズ打線を要所で仕留めた。3回に一時勝ち越しタイムリーを打たれ2点を失ったが、4回以降はゼロに抑え、先発としての役割を全う。99球を投げ終わったところで降板した。
3対2とエンジェルスが1点リードした8回、先頭打者が出塁すると打席には今シリーズ3本塁打を放つ絶好調の大谷。二刀流スターは相手2番手ブロック・バークの初球を捉え、打球はぐんぐん伸びていき、中堅手はそのまま打球を見送った。左中間2階席に放り込む特大の22号2ランでエンジェルスがさらに突き放した。
9回は守護神・カルロス・エステベスが登板するもストライクが入らず、無死満塁のピンチを招く。たまらずフィル・ネビン監督はジェイコブ・ウェブを投入。29歳の右腕は1点を失うも、なんとか後続を打ち取りゲームセット。ヒヤヒヤながらもエンジェルスが勝利を掴み、大谷に今季6勝目がついた。
マウンドではレンジャーズ打線を2点に抑え、バットでは今シリーズ12打数7安打8打点、4本塁打と大当たりだった大谷。投打でのフル稼働に、敵地メディアも白旗を上げているようだ。
レンジャーズの地元紙『The Dallas Morning News』は今シリーズの大谷の活躍について言及しており、「木曜日に投手と打者の二刀流をこなしたショウヘイ・オオタニが、今シリーズに大きな影響を与えたのは間違いない」と異次元のパフォーマンスに脱帽。「彼は4試合で4回もホームランを放ち、そのうち3本は109マイル以上の弾丸スピードでバットから飛び出し、少なくとも440フィートもスタンドに飛ばした。8打点を稼ぎ(四球を含め)20回の打席で13回も出塁した」と出塁率(.382)だけでなく、いずれもメジャートップに立った長打率(.620)とOPS(1.002)のスタッツに啞然とした。
加えて同メディアは試合後、レンジャーズのブルース・ボウチー監督が「オオタニについては、これ以上言うことはない」と猛打爆発のエンジェルス主砲について語ったコメントを紹介。「彼は私たちを完膚なきまでに打ち倒した。オオタニは素晴らしい打者で、今のところ多くのミスを見逃していない」と、その卓越した打棒に舌を巻いた。
価値ある勝利をもぎ取ったエンジェルスは明日からア・リーグ中地区で最下位に低迷するカンザスシティ・ロイヤルズと3連戦を迎える。この勢いで下位チームも叩き、さらに上位戦線に食い込めるか、大いに注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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中5日で今季14度目のマウンドに立った大谷は初回だけで30球を要したが、レンジャーズ打線を要所で仕留めた。3回に一時勝ち越しタイムリーを打たれ2点を失ったが、4回以降はゼロに抑え、先発としての役割を全う。99球を投げ終わったところで降板した。
3対2とエンジェルスが1点リードした8回、先頭打者が出塁すると打席には今シリーズ3本塁打を放つ絶好調の大谷。二刀流スターは相手2番手ブロック・バークの初球を捉え、打球はぐんぐん伸びていき、中堅手はそのまま打球を見送った。左中間2階席に放り込む特大の22号2ランでエンジェルスがさらに突き放した。
9回は守護神・カルロス・エステベスが登板するもストライクが入らず、無死満塁のピンチを招く。たまらずフィル・ネビン監督はジェイコブ・ウェブを投入。29歳の右腕は1点を失うも、なんとか後続を打ち取りゲームセット。ヒヤヒヤながらもエンジェルスが勝利を掴み、大谷に今季6勝目がついた。
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価値ある勝利をもぎ取ったエンジェルスは明日からア・リーグ中地区で最下位に低迷するカンザスシティ・ロイヤルズと3連戦を迎える。この勢いで下位チームも叩き、さらに上位戦線に食い込めるか、大いに注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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