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「全方向へのパワーが異常だ」大谷翔平の驚異的な“広角打法”に米記者仰天! 剛柔併せ持つ打撃センスは野球の神様をも上回るか!?

THE DIGEST編集部

2023.06.17

逆方向への強い当たりが目立つ大谷。首位レンジャーズ戦では4本の逆方向弾を放った。(C) Getty Images

逆方向への強い当たりが目立つ大谷。首位レンジャーズ戦では4本の逆方向弾を放った。(C) Getty Images

 打者・大谷翔平の勢いが止まらない。

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が現地6月16日、敵地カウフマン・スタジアムでのカンザスシティ・ロイヤルズ戦に2番・指名打者で先発出場。大谷は3打数1安打2四球と三度の出塁で、3-0の勝利に貢献した。
 
 この日も大谷のバットが火を噴いた。初回、1死走者なしの場面でロイヤルズ先発のブレイディ・シンガーが投じた150キロのシンカーを捉え流し打ち。レフト線への二塁打を放った。大谷は今季自己最長を更新する13試合連続安打とし、続く4番ブランドン・デュルーリーの適時打で先制のホームを踏んでいる。

 6月に入り、打棒爆発の大谷の打率はついに3割台に突入(現地16日時点で.301)。月間打率は.433、9本塁打、20打点、OPS(出塁率+長打率)は驚異の1.550と手が付けられない状態だ。現地12日から15日まで行なわれた同地区首位レンジャーズ相手の4連戦でも12打数7安打8打点4本塁打の固め打ちを見せた。

 この大谷の快進撃のなかで見逃せないのが、センターから左、逆方向へ放たれる打球の多さだ。レンジャーズ戦の4発のホームランはすべて逆方向で、うち3本は左中間スタンド2階席へ打ち込むなど圧倒的なパワーも見せつけている。そして、現地記者も大谷の驚異的な“広角打法”に驚きの声を上げている。

 米メディア『The Athletic』などに寄稿するブレント・マグワイア記者は、「今シーズン、大谷翔平の全方向におけるパワーは異常だ。彼の22本塁打はピート・アロンソと並んでMLBトップとなっている」と綴り、今季の打撃の凄まじさを伝えると、「オオタニはまた、オポジット(反対方向)フィールド/ストレートHRを14本記録。平均距離425フィートを記録し、メジャートップとなっている」と伝えた。22本の本塁打のうち半数以上がセンター方向からレフト方向へ打ち分けられ、なおかつその平均飛距離が425フィート(129.5メートル)と、メジャーでも規格外のパワーなのだ。

 また、MLB公式サイトのサラ・ラングス記者は、「ショウヘイ・オオタニはHRでMLBトップに並び、OPP(逆方向)平均打率でも首位に立っている」と綴り、逆方向への打球がアベレージの面でもトップに立っていることを紹介。さらに、1913 年以来、HR数とOPP平均打率の両方を首位でシーズンを終えた選手はいないとし、「両方ともトップ5に入るだけですか? 1918年 ベーブ・ルースはHR数で1位、OPP打率で5位」と言及。過去の記録を紐解き、野球の神様ベーブ・ルースをも上回る可能性があるとしている。

 まさに剛柔併せ持つ驚異的な大谷の“広角打法”に、米識者も注目しているようだ。

構成●THE DIGEST編集部
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