今季、不動の3番としてチームを牽引する広島・秋山翔吾。本拠地マツダスタジアムで古巣・西武との対戦となった6月17日、初回に強烈な恩返しとなる先制タイムリー二塁打を浴びせた。
両チームの先発は広島が森下暢仁、西武が高橋光成。投手戦が予想されたこの試合は、初回から動きを見せた。1回裏に広島が一死二塁を作り、3番・秋山に打順が回った。
「低めも拾えるし、長打も打てる"スーパーバッター"ですが、やれることはある」と前日に話していた高橋に、秋山は高め中心の配球で勝負を挑まれた。
「当然、高めの真っ直ぐとかに合ってない。どのピッチャーにも合ってないっていうのは、自分としては分かっていました。できることならバットを止めたいし、見逃しながらいいカウントにはしたかったんですけど、手を出したくなっている自分のバッティングの状態もありました」
初球、インコースに外れたカットボールは見逃すことができたが、続く2球は打ちに行ってファウルに。カウント1ボール2ストライクと追い込まれてしまう。しかし、再び高めに投じられた149キロのストレートに反応すると、打球はレフト線にポトリと落ち、チームに先制点をもたらした。
「まあ、ゲッツーはないなっていうところで、(来た球に)ついて行かなきゃというなかで、いいところに落ちてくれました。追い込まれてからヒットが出たというところは良かったと思います」
去年6月末に日本球界復帰の場所として広島入りを決めた秋山。オフにはラジオ番組で古巣との対戦がどんなものになるのか気にかけていたが、実際に対戦して去来した思いはあるのだろうか。
「試合中は(集中しているので)意識することはないのですが、この2日間で野次られたりするようなことはありませんでしたし、ライオンズファンの方でも、ユニホームを持ってくれている人がいてくれました。そういうことに感謝していますし、すごくありがたいなと思います」
秋山が西武最終年となった2019年は、この日先発を努めた高橋光成が初めて2ケタ勝利(10勝6敗)を上げ、エースへの階段を登り始めた年だった。そこから4年が過ぎ、初対戦となった秋山の目に、成長した高橋はどう映ったのか。
「正直言うと1試合だけでは掴みづらいです。相手の状態がいい日に当たることもあれば、本人があまり良くないと感じている日に当たる場合もありますからね。今日の光成の状態がどうだったかは分からないので。ただ、ここまでの防御率とかを見れば、自分の組み立てだったり、ボールが良くなっているんだろうなとは思いますし、自分でコントロールできる球も増えてきているんだろうなとは、数字を見た時には思いました」
両チームの先発は広島が森下暢仁、西武が高橋光成。投手戦が予想されたこの試合は、初回から動きを見せた。1回裏に広島が一死二塁を作り、3番・秋山に打順が回った。
「低めも拾えるし、長打も打てる"スーパーバッター"ですが、やれることはある」と前日に話していた高橋に、秋山は高め中心の配球で勝負を挑まれた。
「当然、高めの真っ直ぐとかに合ってない。どのピッチャーにも合ってないっていうのは、自分としては分かっていました。できることならバットを止めたいし、見逃しながらいいカウントにはしたかったんですけど、手を出したくなっている自分のバッティングの状態もありました」
初球、インコースに外れたカットボールは見逃すことができたが、続く2球は打ちに行ってファウルに。カウント1ボール2ストライクと追い込まれてしまう。しかし、再び高めに投じられた149キロのストレートに反応すると、打球はレフト線にポトリと落ち、チームに先制点をもたらした。
「まあ、ゲッツーはないなっていうところで、(来た球に)ついて行かなきゃというなかで、いいところに落ちてくれました。追い込まれてからヒットが出たというところは良かったと思います」
去年6月末に日本球界復帰の場所として広島入りを決めた秋山。オフにはラジオ番組で古巣との対戦がどんなものになるのか気にかけていたが、実際に対戦して去来した思いはあるのだろうか。
「試合中は(集中しているので)意識することはないのですが、この2日間で野次られたりするようなことはありませんでしたし、ライオンズファンの方でも、ユニホームを持ってくれている人がいてくれました。そういうことに感謝していますし、すごくありがたいなと思います」
秋山が西武最終年となった2019年は、この日先発を努めた高橋光成が初めて2ケタ勝利(10勝6敗)を上げ、エースへの階段を登り始めた年だった。そこから4年が過ぎ、初対戦となった秋山の目に、成長した高橋はどう映ったのか。
「正直言うと1試合だけでは掴みづらいです。相手の状態がいい日に当たることもあれば、本人があまり良くないと感じている日に当たる場合もありますからね。今日の光成の状態がどうだったかは分からないので。ただ、ここまでの防御率とかを見れば、自分の組み立てだったり、ボールが良くなっているんだろうなとは思いますし、自分でコントロールできる球も増えてきているんだろうなとは、数字を見た時には思いました」