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「兜を被せてくれて嬉しかった」盟友・大谷翔平と17試合ぶりアベック弾にトラウトが歓喜!エ軍指揮官も二枚看板に全幅信頼「不可欠な存在だ!」

THE DIGEST編集部

2023.06.19

大谷(右)とトラウト(左)は今季6度目の「トラウタニ弾」でチームを勝利に導いた。(C) Getty Images

 現地6月18日、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)はカンザスシティ・ロイヤルズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。第3打席で右翼席に2戦連発となる24号逆転2ランを叩き込むなど、チームは5対2で勝利。直近10試合で8発を荒稼ぎし、2位のアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)に5本差をつけ、ア・リーグ本塁打王争いで首位を独走している。

 1対2とリードされた5回無死二塁。大谷は相手右腕の緩いカーブを捉えると、白球は右中間へ飛球。スタンドインを確信する今シーズン24本目は貴重な逆転弾となり、連続試合安打を「15」に伸ばした。この一発で打点も「58」に到達し、メジャー単独トップに躍り出た。

 背番号17の快音で一気にチームの士気が高まると、エンジェルスを牽引するもうひとりの主役も、すぐに反応した。3番マイク・トラウトが初球90.6マイル(約146キロ)のフォーシームを強振すると、高々と舞い上がった打球はレフトスタンドへ。408フィート(約124.3メートル)をマークする特大アーチが突き刺さり、エンジェルスがさらに1点を追加し、勝利を引き寄せた。
 
 現地5月31日(シカゴ・ホワイトソックス戦)以来、17試合ぶりの競演アーチを飾った大谷とトラウト。両雄のアベック弾は通算28度目で、今シーズン6戦6勝と不敗神話を継続した。

 特にトラウトは、試合前まで6月の打率.111と大スランプに陥っていた。今月7日以来の一発が出た主砲は「ここ数日の結果で、気分はかなり良くなった」と復調の兆しを掴むと、「(ホームランを打って)ベンチに戻ると、ショウヘイが兜を被せてくれたのが嬉しかった。とてもカッコ良くて、クールだったよ」と笑顔で出迎えてくれた二刀流スターと喜びを分かち合った。

 エンジェルスの屋台骨を支える2人のスーパースターについて、フィル・ネビン監督は「オオタニとトラウトだけでは、試合に勝つことはできない」と前置きするも、「勝利を招く連続攻撃があるとしたら、それはこの2人以外にいない」と断言。「彼らはこれからも長い間、チームを引っ張り支えていく不可欠な存在だ」と両雄に全幅の信頼を寄せるコメントを残した。

 絶好調な6月を過ごす二刀流スターに刺激を受けたエンジェルスは、同月の月間成績がここまで12勝6敗。ア・リーグ西地区を41勝33敗で2位につけている。はたして、今季こそ9年ぶりのポストシーズン進出は叶うのだろうか。チームの命運は、やはり「トラウタニ」の活躍が大きくカギを握っているのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】大谷翔平&トラウトが今季6度目のアベック弾!!

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