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MLB

「トレードはない!」エ軍GMが大谷翔平の移籍期限までの放出否定も、今オフ移籍の可能性を米記者は指摘「史上最高額の契約を結ぶだろう」

THE DIGEST編集部

2023.06.21

エンジェルスGMはトレード期限までに大谷をトレードするつもりはないと明言した。(C) Getty Images

エンジェルスGMはトレード期限までに大谷をトレードするつもりはないと明言した。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地6月20日、ロサンゼルス・ドジャースとのフリーウェイシリーズに「2番・指名打者」でスタメン出場するも、先発左腕クレイトン・カーショウの前にバットが沈黙。4打数ノーヒットに終わり、連続試合安打が「15」でストップ。チームも0対2で敗れた。

 同日、ア・リーグ週間MVPに選出された大谷。直近7試合で打率.435(23打数10安打)、6本塁打、12打点、OPS1.893と異次元のスタッツを叩き出した打棒も、過去サイ・ヤング賞を3度授賞しているメジャー屈指の左腕の前では分が悪く、凡打の連続。チームもスコアボードにゼロを並べ、成す術なく完封負けを喫した。

 この日快音は聞かれなかったとはいえ、今季も米球界で唯一無二の二刀流として異彩を放つ大谷に注がれる視線は非常に熱い。それは、今季終了後にフリーエージェント(FA)を迎える去就も影響している。シーズン開幕前から移籍先や契約金額に関する予想が米メディアを賑わせており、なかでも米専門局『MLB Network』は大谷の移籍金が6億ドル(約774億円)を超える破格な金額を予想している。
 
 そんな大谷の去就について、エンジェルスのゼネラルマネージャーを務めるペリー・ミナシアン氏が注目発言している。MLB公式サイト『MLB.com』のエンジェルス番記者、レッド・ボリンジャー氏によると「ミナシアン氏が二刀流のスーパースター、ショウヘイ・オオタニをトレード期限前にトレードするつもりはないと語った」というのだ。

 同氏はシーズン終了後にFAとなる大谷のトレードを考えるかどうか、記者団に尋ねられると、「私は以前にも言ったし、もう一度言いたい」と前置きし、「我々はオオタニのことが好きで、彼がエンジェルスに長くいてくれることを望んでいる」と強調。大谷をトレードに出すシナリオは今後あるのか、と続けて質問されると、またしてもその考えを否定。「我々が目指すべき道は一目瞭然だ」と繰り返し答え、9年ぶりのポストシーズン進出に向け全力投球。二刀流スターを放出しないことを断言した。

 レッドボリンジャー記者は「フィールド内外でのオオタニの価値を考えると、エンジェルスが今シーズン彼と契約することは決して期待されていなかった。しかし、エンジェルスは現在、オオタニがこのオフシーズンに他球団と契約し、その見返りとしてドラフト指名権の報酬だけを受け取る可能性がある。28歳の彼は、FAで史上最高額の契約を結ぶことが期待されている」と記事を締めくくり、以前から囁かれていた大谷が米国のプロスポーツ史上最高額で契約を結ぶと予測した。

 はたして、背番号17の決断は如何に。大谷は現地6月21日、ドジャースとの2戦目に今季15度目の二刀流デーで臨む予定だ。

構成●THE DIGEST編集部

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