電撃加入のベテランが２大スターとの共闘に喜びを明かしている。

　現地６月24日、大谷翔平が所属するロサンゼルス・エンジェルスは、敵地クアーズ・フィールドで行なわれたコロラド・ロッキーズ戦に25対１と圧勝。３回に３者連続ホームランなど13得点を挙げると、球団として１試合最多記録の28安打、25得点をマークし、現地20日のロサンゼルス・ドジャース戦から続いていた連敗を「３」でストップさせた。

　歴史的大勝となったこの日、一部で注目を集めたのがニューヨーク・メッツからトレードで電撃加入してきたエデュアルド・エスコバー。通算162本塁打を放っているメジャー13年目のベテランだが、「７番・三塁」として出場した今回の試合では、３回２死二塁の第３打席でライト前タイムリーを放つなど、４打数２安打１四球１打点を記録している。

　同日、エンジェルスの地元紙『Orange County Register』は、エスコバーの試合前コメントを掲載。まず、「準備ができている」と意欲を示した34歳は、「ここに来られて本当に嬉しい。最高のエネルギーを届けるつもりだ。フィル・ネビン監督には何を指示されるにせよ、僕が何をするにせよ、常に100パーセントでなければならない」と話している。
  　さらに、「最高の選手に囲まれていてアンビリーバブルだ」と心境を口にすると、「（マイク・）トラウトとオオタニは今までの選手と違う」と言及。「ジョー・マウアー、トリイ・ハンターらは本当に素晴らしかった」と元同僚の名前を挙げながらも、「ただ、今の彼ら（大谷とトラウト）とプレーするのは、僕にとって信じられないことだ」と強調していた。

　なお、この試合に「２番・指名打者」でスタメン出場した大谷は、７打数１安打１打点。３回２死一、三塁の第３打席では、相手先発チェイス・アンダーソンからライト前タイムリーを放ち、ラファエル・デバース（ボストン・レッドソックス）、アドリス・ガルシア（テキサス・レンジャーズ）に並ぶメジャー最多タイの今季60打点を記録し、トップに付けている。

構成●THE DIGEST編集部

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