ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が現地７月２日、本拠地でのアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に「３番・指名打者」でスタメン出場。２試合ぶりとなる31号ソロホームランを放ち、５対２の勝利に貢献。ア・リーグ本塁打ランクトップを独走する豪快な一発で、チームは連敗を「４」で止めた。

　試合は序盤から動いた。初回に２番マイク・トラウトが18号ソロアーチを左翼スタンドに叩き込み、エンジェルスが幸先良く先制。続く大谷も勢いに乗りたかったが、第１打席は空振り三振に倒れた。

　直後の２回、カーソン・ケリーの２ランで一時はダイヤモンドバックスに逆転を許したが、その裏に今度はミッキー・モニアックがバックスクリーンに３ラン本塁打を放り込み、エンジェルスが再び逆転に成功する。

　チームメイトに一発が飛び出すなか、大谷は相手先発ザック・ゲーレンに苦戦。３回の第２打席は見逃し三振、６回の第３打席も左飛と今季10勝（2敗）を挙げるエース右腕を攻略できず、表情を曇らせる。
  　４対２で迎えた８回、ここまでノーヒットが続く背番号17に待望の花火が打ち上がる。２死走者なしで、大谷は相手２番手のスライダーを完璧に捉えると、打球は高々と舞い上がり右翼席へ。７月待望の初アーチは貴重な追加点をもたらした。

　３点リードの９回は守護神カルロス・エステベスが登板。ランナーを許すが、後続をしっかり抑えて21セーブ目。豪快な３本のホームランをかっ飛ばしたエンジェルスが快勝を収めた。

構成●THE DIGEST編集部

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