大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）が現地２日、アリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に「３番・指名打者」で先発出場。８回に飛距離138mの特大弾を放り込み、チームの連敗を「４」で止めた。

　大谷は４対２で迎えた８回２死から、真ん中に甘く入ったスライダーを見逃さずに捉えると、打った瞬間に本塁打を確信。飛距離454フィート（約138.4メートル）を記録する31号ホームランをライトスタンド中段に着弾させた。

　異才の一発に指揮官も賛辞を惜しまない。フィル・ネビン監督は大谷の驚愕な一撃に「450フィート以上だって？信じられない」と脱帽。続けて、「オオタニが調子に乗ると、それを見るのが楽しくなる。彼がしてきたこと、そして彼がこのチームにもたらしたものは計り知れない。オオタニは我々にとって、とても大きな存在だ」と強調し、チームを牽引する背番号17を称えた。
  　加えて、同監督は二刀流スターの何気ない素顔について、「なにより素晴らしいのは、選手たちが楽しんで試合をやっていることだ。オオタニはチームメイトと戯れ、グラウンドで本当に楽しい時間を過ごしているんだ」と明かす。たとえ劣勢な状況でも笑顔を絶やさず、ときにはチームを鼓舞する大谷の行動がエンジェルスに好影響を与えていると、指揮官は話した。

　６月は打率.394、15本塁打、29打点で「打撃三冠王」に輝くなど、圧巻の活躍を見せた大谷。７月に入っても、その勢いはとどまるところを知らない。

構成●THE DIGEST編集部

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