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「球界最高の選手だ!」ヤ軍元主将ジーターが大谷翔平を絶賛も、8年連続PS逃すエ軍の“負け癖”を痛烈非難「一番欠けている」

THE DIGEST編集部

2023.07.11

ヤンキース歴代最高の主将と称されるジーター(右)が大谷(左)について語った。(C)Getty Images

ヤンキース歴代最高の主将と称されるジーター(右)が大谷(左)について語った。(C)Getty Images

 レジェンドOBからも、異才の去就に熱い視線が注がれている。

 現地7月11日、MLBオールスターゲームがシアトル・マリナーズの本拠地T-モバイルパークで開催される。大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は3年連続で選出され、アメリカン・リーグの「2番・指名打者」としてスタメン出場が発表されている。

 超一流プレーヤーが集う球宴の舞台でも、やはりエンジェルスの背番号17に送られる声援は群を抜いている。さらにグラウンド外に目を向けると、往年の名選手の存在も目立つ。明日の試合を中継する米放送局『Fox Sports』は10日、デレク・ジーター氏を同局において初めてオールスターゲームの解説者に招いている。現役時代に何度もプレーした思い出深い舞台で、レジェンドは日本人スラッガーに熱視線を送っていた。

 ニューヨーク・ヤンキース一筋でプレーしたジーター氏は「貴公子」の異名をとり、俊足巧打、さらに好守の三拍子揃ったプレーでチームの勝利に貢献。2003年から第11代キャプテンに就任すると、ヤンキースを5度のワールドシリーズ制覇に導いた。同年からメジャーに挑戦した松井秀喜さんとも7年間一緒にプレーし、ヤンキース史上最高の主将と呼ばれた同氏は、21年に殿堂入りを果たしている。
 
 ジーター氏は大谷について、「間違いなく球界で最高の選手だ」と高く評価。加えて「最高の選手を全米の舞台で見たい。ただし残念なことに、(エンジェルスは)ここ何年もポストシーズンに出場していない。よって、オオタニのプレーを見ることができない」と指摘。8年連続プレーオフを逃し続けているチーム事情を嘆いた。

 大谷が最も輝いたのは、「今春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本を劇的に優勝へと導いたときだ」と強調したジーター氏は「WBCでは世界中がオオタニに注目していた。彼は輝くスターだった。野球ファンとしては、あのようなシチュエーションでの活躍を見たいものだ」と最高の舞台で躍動する大谷の姿を切望する。

 続けて、「それは選手たちも望んでいることだろう。オオタニもマイク・トラウトも、エンジェルスの野球にはそれが一番欠けていると思う」と持論を展開。球界屈指のスーパースターを2人も抱えながら、満足に生かせず敗北を繰り返すチームのマネジメントを痛烈に批判した。

 現役生活を終えてから約10年。ジーター氏の願いは、エンジェルスのスター選手である大谷とトラウトが他のチームで、ポストシーズンという大舞台で戦う姿を見ることなのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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