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MLB

「エンジェルスはトレード要求を検討する」米識者、エ軍の大谷翔平放出の可能性を指摘!球団方針が一転、トレードにも応じると見解

THE DIGEST編集部

2023.07.15

夏の移籍期限を前に、去就が注目されている大谷。(C)Getty Images

夏の移籍期限を前に、去就が注目されている大谷。(C)Getty Images

 現地時間7月14日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたヒューストン・アストロズ戦に「2番・投手兼DH」で先発出場した。3回まで無失点を続けたものの、4回に四死球でランナーを溜めて失点。5回には守備の乱れもあって最終的に計5失点を喫した。試合は5対7で敗れ、エンジェルスはオールスター前から数えて6連敗となった。

【動画】失点した大谷はがっくりとうなだれた

 チームはこの日、初回に先制するも5回までに逆転を許し、さらにリードを広げられるという苦しい戦いを強いられた。大谷はこの日、打者として2安打を放つもピッチングが安定せず、前回登板に続いて敗戦投手となっている。

 後半戦のスタートとなったゲームで、エンジェルスは大谷に二刀流をもってしても連敗を止められなかった。プレーオフ進出への望みが薄くなるなか、8月1日のトレード期限までに大谷を他球団へ放出するとの声も日に日に高まっており、海外メディアでも背番号17の去就を扱う報道が熱を帯びてきている。

 スペインを拠点に世界のニュースを配信するスポーツ紙『as』の米国版は現地時間7月14日、アメリカ人ジャーナリスト、ジョン・モロシ氏による大谷のトレードの行方を探る特集記事を掲載した。
 
 記事内でモロシ記者は「エンジェルスはトレード期限前のショウヘイ・オオタニへのオファーに耳を傾ける意向だ」と記し、今夏の放出の可能性が高まっていると主張。兼ねてより球団GMのペリー・ミナシアン氏からは「トレードの意思はない」との声明が出ていたが、一転して球団の方針が変わったようだと指摘している。

 同紙は「エンジェルスは他球団からのオオタニへのトレード要求を検討する意向だ」とするモロシ氏の見通しを紹介。さらに球宴明けの戦いの重要性についても言及し、アストロズ、ニューヨーク・ヤンキース、ピッツバーグ・パイレーツと続く9試合について「その結果がオオタニのトレードに関する決断に大きな影響を与える」と論じている。

 さらに今回の記事の中では、これまで何度も大谷獲得に関心があると伝えられてきたロサンゼルス・ドジャース、ヤンキースの2球団がオファーを出す公算が高いと見ている。

 再開後の初戦で手痛い黒星を喫したエンジェルス。プレーオフ進出への望みをつなぐためにも、がむしゃらに勝利を追い求める必要があるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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