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MLB

「野球と勝利のために人生を捧げている」大谷翔平の素顔をエ軍元同僚が激白!「エキサイティングな環境だ」とSFに勧誘も

THE DIGEST編集部

2023.07.16

大谷(左)の去就について、かつてチームメイトだったカッブ(右)はジャイアンツでのプレーを熱望した。(C)Getty Images

大谷(左)の去就について、かつてチームメイトだったカッブ(右)はジャイアンツでのプレーを熱望した。(C)Getty Images

 大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が現地7月14日、本拠地でのヒューストン・アストロズ戦に「2番・投手兼指名打者」の二刀流で先発出場。シーズン後半戦の初陣は94球を投げ、5回0/3、被安打5、奪三振7、四死球4、5失点(自責点4)で8勝目はならず。チームも5対7で敗れ、大谷は敗戦投手となった。

 オールスターブレイクを挟んで、6連敗となったエンジェルス。故障者続出のなか、投打で獅子奮迅を続ける二刀流スターの悩みは尽きない。

 そんなリアル二刀流は、今オフにフリーエージェント(FA)となり、その去就に熱い視線が日夜注がれている。現地11日に開催された球宴では、打席に入った大谷に地元ファンから「Come to Seattle(シアトルに来て)!」とラブコールが送られるほど、全米中がエンジェルスの背番号17の動向に注目している。

 もちろん、ファンだけでなく元同僚も偉才の動向が気が気でない。

 2021年にエンジェルスに所属し、オールスターではナショナル・リーグの4番手として大谷と対峙したアレックス・カッブ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)だ。同投手は試合後、「オオタニはシアトルには行かないよ。イチローがすでにプレーしていたからね。彼には新しい場所が必要だ」と否定したうえで、「ショウヘイは、サンフランシスコにやって来るだろう」と二刀流スターの去就について触れ、話題となった。

 加えてカッブは、大谷がアストロズ戦に登板した日、地元サンフランシスコのラジオ局『KNBR 680』の人気番組「Papa & Lund」に出演。大谷がチームメイトとしてどのような存在であったか、そして大谷自身が去就を決断するうえで「最も重要視している点」について興味深く語った。
 
 元チームメイトは「ショウヘイはLAのロッカーメイトだった」と切り出し、「彼は本当に僕の周りにいる人の中で、野球と勝利のために人生のあらゆる面を捧げている。彼にとって野球は最優先事項のナンバー1なんだ。もちろん、誰もが自分のことをそう言ってくれるような人間になりたいと思うだろうが、彼の行動すべて、1日の1秒1秒は、最高の野球選手になること、そして、勝利するチームの一員になることに捧げられている」と野球に対して一切の妥協を見せない、大谷のストイックな素顔を明かした。

 大谷とは、わずか1年だけ共に過ごしたカッブ。二刀流スターは、やはり「勝利に飢えている」と強調した。「ショウヘイが下した決断は、すべて勝利のために捧げられたものだ。そのことを彼に証明し、ショウヘイがプレーする期間を通じて勝ち続ける可能性があると証明できるチームは、今冬に彼を獲得する最高のチャンスを手にできると思う」とコメント。今オフの大谷の去就についても持論を述べた。

 2010、12年、14年にワールドシリーズ制覇を果たし、16年と21年にはプレーオフに進出したジャイアンツ。現在も50勝41敗でナショナル・リーグ西地区3位。首位ロサンゼルス・ドジャースとは2.5ゲーム差と射程圏内につけている。

 さらに、35歳の右腕は「サンフランシスコは、明らかにプレーするのに美しい街だ」と断言する。環境面での後押しに加え、チームの総合力についても大谷の獲得に一役買うと考えているようだ。「昨年は思うような成績は残せなかったが、今年は正しい道を歩んでいると思う。FA選手にとって非常にエキサイティングな環境だし、我々が彼に与えるピッチの一部になれるだろう」と話し、大谷と再びプレーすることを熱望した。

 現地15日には、今季7勝目を目ざしサンディエゴ・パドレス戦に先発登板するカッブ。熾烈なポストシーズン争いに身を置く元チームメイトに、大谷は何を思うのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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