メジャーのホームランキングを独走する豪快な一発が、いきなり飛び出した。

　ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が現地7月23日、本拠地でのピッツバーグ・パイレーツ戦に「２番・指名打者」で先発出場。初回に36号ソロホームランをバックスクリーンに突き刺した。

　１点リードされた初回、二刀流スターのバットから快音が響いた。相手先発ミッチ・ケラーと対峙した大谷は、フルカウントと追い込まれた7球目のカットボールを弾き返すと、打球はぐんぐんセンターに伸びていき、中堅フェンスを悠々と越えていった。

　今季36本目のアーチは打球速度112.９マイル（約181.6キロ）、飛距離410フィート（約124.9メートル）を記録。強いライナー性の打球音に球場は騒然とした。
  　エンジェルス番記者を務めるレッドボリンジャー氏は大谷の着弾をスタンドで見届けると、「ショウヘイが今季36号本塁打を放ち、初回にエンジェルスは1対1の同点に追い付いた！」と即反応。「月曜以来のホームランだ」と付け足し、猛打賞を打った17日のニューヨーク・ヤンキース戦以来、５試合ぶりの一発に酔いしれた。

　エンジェルスの地元放送局『Bally Sports West』も二刀流戦士の弾丸ライナーをツイッターに共有すると、「SHOHEI OHTANI!!!!!!!!」「四球ばかりでフラストレーションも溜まっていたのは分かるが、すごい一撃だ！」「気分がいい！」など、36号ソロ弾の衝撃にコメント欄は沸いている。

　エンジェルスは２回無死一、三塁からエデュアルド・エスコバーのタイムリー安打で１点を勝ち越し。大谷の第２打席は空振り三振だった。試合はエンジェルスの２対１で４回を終え、５回表の攻撃に移る。

構成●THE DIGEST編集部

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