現地８月３日、エンジェルスの大谷翔平は本拠地でのマリナーズ戦に２番・ＤＨ兼投手で先発出場。投げては４回３安打無失点も指の問題により緊急降板。打っては両リーグ最速の40号に到達した。

　ここまで９勝の大谷は初回、いきなり無死二、三塁のピンチを招くなど、立ち上がりに苦労した。だが、100マイルの剛速球や曲がりの鋭いスイーパーなどを駆使してピンチを切り抜けると、その後も毎回のように出塁を許すもののホームは踏ませなかった。

　４回まで無失点と好投し、２年連続２ケタ勝利に大きく近づいたかに思われたが、右手の指がつったため登板はここまで。勝ち負けつかずという事態となった。
  　一方、バットではこの日も好調。初回の第１打席は初球打ちでライナーをライトに飛ばし、連続試合安打を「８」に伸ばすと、降板直前の４回の第２打席では四球。６回は申告敬遠で出塁後に二盗を決め、ＣＪ・クロンのタイムリーで生還。これで同点に追いつくと、クロンもマイク・ムスタカスが迎え入れて勝ち越し。新加入組の活躍で逆転に成功した。

　そして、大谷の本領発揮は８回だった。カウント２－２からインコースの４シームを叩くと、打球はライナーでスタンドへ。打球角度は23度とやや低めの弾道ながらも、右中間のフェンスを越え、２年ぶりの40号に到達した。

構成●SLUGGER編集部

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