8月6日からいよいよ第105回全国高等学校野球選手権大会が開幕する。大会に先立つ5日には朝日放送で『ファン1万人がガチで投票 高校野球総選挙』が放映され、松坂大輔(横浜)が1位になった。そこでSLUGGER編集部でも、「選手としての実績やインパクト」「チームの成績」などを評価基準に、夏の甲子園のヒーロー20人をランク付けした(30校以上での大会となった1965年以降の選手を対象)。今回は11~20位までを紹介する。
※出場歴は夏の甲子園のみ
●20位 根尾昂(大阪桐蔭/2017・18年)
中学時代から146キロの速球を投げ、スキーや学業でも才能を発揮したことでも注目され、大阪桐蔭進学後は投手・遊撃・外野を兼務。藤原恭大、柿木蓮、横川凱らが名を連ねた“大阪桐蔭史上最強世代”の象徴的存在になった。2年春と3年春でそれぞれ胴上げ投手になった根尾が、高校生活の総仕上げとして臨んだのが第100回記念大会となった18年夏の甲子園。投手としても2試合に先発したが、この大会ではむしろ打撃で目立ち、主に5番に座って藤原と並ぶチームトップの3本塁打とパンチ力を発揮した。金足農との決勝戦ではダメ押しの2ランを放ち、大阪桐蔭史上2度目の春夏連覇の偉業に大きく貢献した。
●19位 平田良介(大阪桐蔭/2005年)
大阪桐蔭の後輩たちとは違って優勝経験はないが、個人としては強烈な印象を残したスラッガー。打棒が爆発したのは唯一の夏となった05年、より正確に言えば、準々決勝の東北戦だ。まず2回、レフトスタンドへの先制ソロ本塁打で“平田劇場”が始まった。4回裏には、今度は左中間へのライナーで2打席連続弾。3打席目は惜しくもスタンドに届かずフェンス直撃の二塁打となったが、次の打席には初球をバックスクリーン右へ特大の逆転2ランをぶち込んだ。1試合3本塁打は、他に清原和博(PL学園)しか成し遂げていない大記録。だが、清原と違い、プロでは走攻守に秀でた中距離打者として活躍した。
●18位 定岡正二(鹿児島実/1973・74年)
2年夏(73年)に出場した時は控え野手で特に注目はされなかったが、投手転向後の74年は2試合連続完封を記録し、甘いマスクも相まって絶大な人気を博した。真骨頂は準々決勝の東海大相模戦。同じく注目選手だった1年生4番・原辰徳を擁する強豪を向こうに回し、延長15回を完投して見事勝利した。続く準決勝の防府商戦では走者としてホームに突入した際に右手首を痛めて降板、チームもそのまま敗れた悲劇性からさらに人気が沸騰。”定岡フィーバー”は大会後に自宅が観光バスツアーの行き先に組み込まれるほどの社会現象となった。
※出場歴は夏の甲子園のみ
●20位 根尾昂(大阪桐蔭/2017・18年)
中学時代から146キロの速球を投げ、スキーや学業でも才能を発揮したことでも注目され、大阪桐蔭進学後は投手・遊撃・外野を兼務。藤原恭大、柿木蓮、横川凱らが名を連ねた“大阪桐蔭史上最強世代”の象徴的存在になった。2年春と3年春でそれぞれ胴上げ投手になった根尾が、高校生活の総仕上げとして臨んだのが第100回記念大会となった18年夏の甲子園。投手としても2試合に先発したが、この大会ではむしろ打撃で目立ち、主に5番に座って藤原と並ぶチームトップの3本塁打とパンチ力を発揮した。金足農との決勝戦ではダメ押しの2ランを放ち、大阪桐蔭史上2度目の春夏連覇の偉業に大きく貢献した。
●19位 平田良介(大阪桐蔭/2005年)
大阪桐蔭の後輩たちとは違って優勝経験はないが、個人としては強烈な印象を残したスラッガー。打棒が爆発したのは唯一の夏となった05年、より正確に言えば、準々決勝の東北戦だ。まず2回、レフトスタンドへの先制ソロ本塁打で“平田劇場”が始まった。4回裏には、今度は左中間へのライナーで2打席連続弾。3打席目は惜しくもスタンドに届かずフェンス直撃の二塁打となったが、次の打席には初球をバックスクリーン右へ特大の逆転2ランをぶち込んだ。1試合3本塁打は、他に清原和博(PL学園)しか成し遂げていない大記録。だが、清原と違い、プロでは走攻守に秀でた中距離打者として活躍した。
●18位 定岡正二(鹿児島実/1973・74年)
2年夏(73年)に出場した時は控え野手で特に注目はされなかったが、投手転向後の74年は2試合連続完封を記録し、甘いマスクも相まって絶大な人気を博した。真骨頂は準々決勝の東海大相模戦。同じく注目選手だった1年生4番・原辰徳を擁する強豪を向こうに回し、延長15回を完投して見事勝利した。続く準決勝の防府商戦では走者としてホームに突入した際に右手首を痛めて降板、チームもそのまま敗れた悲劇性からさらに人気が沸騰。”定岡フィーバー”は大会後に自宅が観光バスツアーの行き先に組み込まれるほどの社会現象となった。
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