今シーズン、唯一無二の二刀流で異次元のパフォーマンスを発揮している大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)。投打で異彩を放つ数字(現地8月4日終了時)に、米識者らは畏敬の念すら抱いている。
まさしく今季は「規格外」というべき活躍だと言える。アメリカン・リーグでの投手成績は9勝5敗、防御率3.32、160奪三振(同リーグ3位)。2年連続二桁勝利を射程圏内に捉えており、1投球回あたり何人の走者を出したかを表す数値WHIPは1.07(同リーグ6位)と水準以上をキープしている。一方、打撃成績ではリーグ三冠王も視野に入るほど絶好調だ。打率.310(同リーグ3位)、40本塁打(同リーグ1位)、82打点(同リーグ2位)。出塁率と長打率を足し合わせたOPSは1.096とメジャー全体トップ。異次元の数字を叩き出している。
投打でハイレベルな成績を残す大谷にMLB公式サイト『MLB.com』は「ショウヘイ・オオタニの2023年は史上最高のシーズンとなるだろうか?」と銘打ったトピックを配信。2年ぶりのリーグMVPの行方にも注視している。
同メディアは「おそらく満場一致でア・リーグMVPに輝いた2021年での史上最高シーズンと比べても(昨シーズンも彼はMVPレースで2位、サイ・ヤング賞で4位に終わったのだが)、今季は史上最高の年になるかもしれない。それほど、すでに突出している」と指摘。もはや『MVP当確』だと言わんばかりの評価を下している。
続けて、「彼の2023年シーズンが野球界史上最高かどうかというこの議論が、十分に大きなものではないように感じられるのは、オオタニがこれまでやってきたこと、そしてこれからもやり続けていることの証拠だ。なぜなら、この前提が3シーズン連続で続いているからだ」と力説。元祖二刀流のベーブ・ルースと比較され続けながらも、これまで誰もやったことがない前人未到の境地に挑み続けていると、その姿勢をあらためて強調する。
大谷は打撃三部門の他にも出塁率(.413)、長打率(.683)、四球(71個)などでリーグトップを快走。昨年アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)が塗り替えたリーグ記録62本塁打に匹敵するペースでホームランを量産している点も見逃せない。同メディアは「2か月連続でア・リーグ月間MVPを受賞した翌日の木曜日、彼はMLBトップとなる40本塁打を放つなど4度出塁し、約60年ぶりに本塁打を打った初の先発投手となった。しかもシーズン全体の最長本塁打(現時点で493フィート)を所有している」とシーズンでのインパクトも十分だと言及している。
以上を踏まえたうえで、「オオタニはア・リーグMVPを獲得するだろうし、満場一致でそれを達成するだろう。それが実現すれば、彼は1位の投票を2度独占した史上初の選手となる」と記事を締めくくり、今季は大谷のMVPが最有力だと断言している。
米球界全体から連日のように称賛を集める大谷。二刀流スターの快進撃には、8月に突入してからも期待せずにはいられない。
構成●THE DIGEST編集部
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同メディアは「おそらく満場一致でア・リーグMVPに輝いた2021年での史上最高シーズンと比べても(昨シーズンも彼はMVPレースで2位、サイ・ヤング賞で4位に終わったのだが)、今季は史上最高の年になるかもしれない。それほど、すでに突出している」と指摘。もはや『MVP当確』だと言わんばかりの評価を下している。
続けて、「彼の2023年シーズンが野球界史上最高かどうかというこの議論が、十分に大きなものではないように感じられるのは、オオタニがこれまでやってきたこと、そしてこれからもやり続けていることの証拠だ。なぜなら、この前提が3シーズン連続で続いているからだ」と力説。元祖二刀流のベーブ・ルースと比較され続けながらも、これまで誰もやったことがない前人未到の境地に挑み続けていると、その姿勢をあらためて強調する。
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以上を踏まえたうえで、「オオタニはア・リーグMVPを獲得するだろうし、満場一致でそれを達成するだろう。それが実現すれば、彼は1位の投票を2度独占した史上初の選手となる」と記事を締めくくり、今季は大谷のMVPが最有力だと断言している。
米球界全体から連日のように称賛を集める大谷。二刀流スターの快進撃には、8月に突入してからも期待せずにはいられない。
構成●THE DIGEST編集部
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