悪夢は繰り返された。
現地8月7日、ロサンゼルス・エンジェルスは本拠地でサンフランシスコ・ジャイアンツと対戦。大谷翔平は「2番・指名打者」で先発出場し、4打数2安打1盗塁の活躍を見せたが、チームは1点リードの9回に大逆転を食らい、3対8で敗れた。
6連敗中のエンジェルスは、先発のパトリック・サンドバルが7回途中までジャイアンツ打線を5安打、8奪三振、2失点に抑える好投。打線も1点ビハインドの6回に大谷の二塁打をきっかけに逆転する。同点に追い付かれた7回裏には1死三塁からルイス・レンヒーフォの適時打でエンジェルスが3対2と勝ち越しに成功した。
迎えた9回、エンジェルスはマウンドに守護神のカルロス・エステベスを送り、連敗ストップにかけたが、これが大誤算。右腕は先頭打者に左前安打、続く打者に四球を与え無死一、二塁のピンチを迎えると、パトリック・ベイリーに左翼線への適時二塁打を浴びて3対4と逆転を許した。その後も勢いを止められず、2点を奪われたところでエステベスは降板。後を継いだ左腕アーロン・ループもタイムリーを浴びて、このイニングだけで打者11人6安打6失点を喫した。
久々の白星が目の前で遠ざかる現実に意気消沈した打線はジャイアンツの守護神カミロ・ドバルの前に反撃する糸口さえ掴めず、3者連続三振。成す術なく連敗を止めることができず、球場はため息しか出なかった。
両チーム守護神の明暗がはっきりと分かれたゲームに米記者も唖然としている。米メディア『The Athletic』でエンジェルス番のサム・ブラム記者は「カルロス・エステベスの夜は終わった。4失点で1アウトだ」と大炎上した背番号53に落胆。「エンジェルスにとって、状況は本当に良くない」と述べ「やれやれ。疲れるチームだ」と投打がまったく嚙み合わないチーム状況を憂いた。
米紙『Washington Post』などで執筆するグレッグ・ビーチャム記者は、「オールスターのクローザーを担ったカルロス・エステベスがさらに2失点して降板。彼は6人の打者と対戦し、1アウトしか取れなかった」と呟き、こちらもエンジェルスの守護神が勝ちゲームを完全にぶち壊した『戦犯』に挙げている。
エステベスは現地3日のシアトル・マリナーズ戦でも2点リードの9回に登板したが、満塁ホームランを打たれ痛恨の逆転負けを喫し、結果的に同チームにスイープされる悪い流れを作ってしまった。試合後、フィル・ネビン監督はセーブシチュエーションで失敗が続くクローザーの起用に批判が集まるも「非常に自信を持っている」と語っており、今後も起用は変わらないと示唆。米野球殿堂入りした通算602セーブを誇るトレバー・ホフマンと比較するほど、背番号53への信頼は揺らいでいないようだ。
ついに7連敗となってしまったエンジェルス。9年ぶりのプレーオフ進出がさらに遠のく、あまりにダメージが大きい1敗となった。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】悪夢再び…エステベスがリードを守りきれずエ軍7連敗
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現地8月7日、ロサンゼルス・エンジェルスは本拠地でサンフランシスコ・ジャイアンツと対戦。大谷翔平は「2番・指名打者」で先発出場し、4打数2安打1盗塁の活躍を見せたが、チームは1点リードの9回に大逆転を食らい、3対8で敗れた。
6連敗中のエンジェルスは、先発のパトリック・サンドバルが7回途中までジャイアンツ打線を5安打、8奪三振、2失点に抑える好投。打線も1点ビハインドの6回に大谷の二塁打をきっかけに逆転する。同点に追い付かれた7回裏には1死三塁からルイス・レンヒーフォの適時打でエンジェルスが3対2と勝ち越しに成功した。
迎えた9回、エンジェルスはマウンドに守護神のカルロス・エステベスを送り、連敗ストップにかけたが、これが大誤算。右腕は先頭打者に左前安打、続く打者に四球を与え無死一、二塁のピンチを迎えると、パトリック・ベイリーに左翼線への適時二塁打を浴びて3対4と逆転を許した。その後も勢いを止められず、2点を奪われたところでエステベスは降板。後を継いだ左腕アーロン・ループもタイムリーを浴びて、このイニングだけで打者11人6安打6失点を喫した。
久々の白星が目の前で遠ざかる現実に意気消沈した打線はジャイアンツの守護神カミロ・ドバルの前に反撃する糸口さえ掴めず、3者連続三振。成す術なく連敗を止めることができず、球場はため息しか出なかった。
両チーム守護神の明暗がはっきりと分かれたゲームに米記者も唖然としている。米メディア『The Athletic』でエンジェルス番のサム・ブラム記者は「カルロス・エステベスの夜は終わった。4失点で1アウトだ」と大炎上した背番号53に落胆。「エンジェルスにとって、状況は本当に良くない」と述べ「やれやれ。疲れるチームだ」と投打がまったく嚙み合わないチーム状況を憂いた。
米紙『Washington Post』などで執筆するグレッグ・ビーチャム記者は、「オールスターのクローザーを担ったカルロス・エステベスがさらに2失点して降板。彼は6人の打者と対戦し、1アウトしか取れなかった」と呟き、こちらもエンジェルスの守護神が勝ちゲームを完全にぶち壊した『戦犯』に挙げている。
エステベスは現地3日のシアトル・マリナーズ戦でも2点リードの9回に登板したが、満塁ホームランを打たれ痛恨の逆転負けを喫し、結果的に同チームにスイープされる悪い流れを作ってしまった。試合後、フィル・ネビン監督はセーブシチュエーションで失敗が続くクローザーの起用に批判が集まるも「非常に自信を持っている」と語っており、今後も起用は変わらないと示唆。米野球殿堂入りした通算602セーブを誇るトレバー・ホフマンと比較するほど、背番号53への信頼は揺らいでいないようだ。
ついに7連敗となってしまったエンジェルス。9年ぶりのプレーオフ進出がさらに遠のく、あまりにダメージが大きい1敗となった。
構成●THE DIGEST編集部
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