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MLB

大谷翔平、制球に苦しみながらも6回1失点の好投!味方の土壇場の援護で10勝目の権利を得て降板

SLUGGER編集部

2023.08.10

6回1失点、自責点ゼロと結果としては好投したが、かなり制球に苦しんでいた様子だった。(C)Getty Images

6回1失点、自責点ゼロと結果としては好投したが、かなり制球に苦しんでいた様子だった。(C)Getty Images

 現地8月9日、エンジェルスの大谷翔平は本拠地でのジャイアンツ戦に2番・投手兼DHで先発出場。6回1失点と好投し、10勝目の権利を得たまま降板した。

 立ち上がり、大谷は少し苦しんだ。初回に四球でランナーを出し、2死一塁からレフトに良い当たりを飛ばされるも、ここはランダル・グリチックのファインプレーに助けられる。だが、2回は女房役マット・サイスの牽制悪送球などもあって1死二、三塁のピンチを招き、犠牲フライで先制の1点を献上してしまう。

 3回にも先頭打者にヒットを打たれ、2死一、三塁とまたもピンチを背負ったが、ここは伝家の宝刀スイーパーが火を噴く。最後はストライクゾーンから大幅に外れるボールで空振り三振に打ち取り、無失点で切り抜けたのはさすがだったが、この時点で61球とやや球数がかさんでいた。
 
 
 だが4回。それまでのカッターやスプリッターも交えた変化球中心の投球から、4シームを中心に据えたピッチングに切り替えて、この日初めての三者凡退。続く5回も3人で抑えるなど、中盤に入って持ち直したかに見えた大谷。

 だが、6回は先頭のウィルマー・フローレスに、フルカウントから頭付近にボールが行く死球。続く投球では明らかにマウンドで足を滑らせ、慌ててフィル・ネビン監督がマウンドへ行く場面も。だが、大谷はその後再び立ち直り、併殺打とサードゴロで結果的に3人で終わらせ、6回を投げ切った。

 この直後、無死二塁の絶好機で3度目の打席を迎えた大谷だが、ここは申告敬遠されてしまう。しかし、後続のブランドン・デュルーリーのタイムリーで同点に追いついて大谷の黒星が消え、続くマイク・ムスタカスも勝ち越し3ラン。大谷は6回限りで降板したが、一転して10勝目の権利が出た。

構成●SLUGGER編集部

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