プロ野球

名曲『SKY』を歌うMEGASTOPPER DOMIのオリックスへの想い「胸を張って戦い続けてほしい」【オリ熱コラム2023】

どら増田

2023.08.14

かつては野外ステージBsStageでMCを務めていたこともあるDOMIさん。オリックスへの愛は深い。

 オリックスの球団歌『SKY』はオリックスファンのみならず、他球団のファンからも数多く支持されている。この曲は主にラッキーセブンで流れるが、本拠地で勝利した時にはグラウンドでBsGirlsがカバーする『勝ちSKY』も好評だ。

 そんな名曲を手がけたのが、今年で結成24年を迎えるロックバンドMEGASTOPPERだ。かつては本拠地週末開催日の試合前後に野外ステージBsStageでMCを務め、ミニライブも行ってオリックスを応援し続けてきたヴォーカル&ベースのDOMIさんに話を聞いた。

 MEGASTOPPERというバンドについてDOMIさんは「現在のメンバーになってからはまさに変革と向き合う日々でした。バファローズとの距離がとても近くなったこともあり、望まれる音楽性も少しずつ変化していったように思います。変えてはいけないものを変えず、進化するべき所は恐れず新しいものに挑戦する。常に新しい形を求めた結果、気がつけば24年が過ぎていたような気がします」と語る。

 7月8日、DOMIさんがBsStageを離れてから初、2013年の『SONGS 6』以来10年ぶりとなる待望のニューアルバム『SONGS 7』と、これまでのオリックス・バファローズの歴史と共に歩んだ名曲を集めたベスト盤『BEST of SONGS』を2枚同時リリースした。この2枚は球団公式グッズショップで販売され、店内でも懐かしい名曲の数々が流されている。
 今回の2枚同時リリースについてDOMIさんは「タイミングに恵まれたというのが大きいでしょうか。元々SONGSシリーズの新譜はずっと話には上がってまして。ただ、リリースのタイミングを逃し続けて今に至るって感じでした(笑)」と話す。

「また、長く球団イベントに顔を出していなかったというのもあってか、何かMEGASTOPPERと球団とが疎遠になっていたような印象を与えてしまっていたのかもしれませんね。まったくそんなことはないんですが。それで、SONGSシリーズの新作を作ることで、また、その中にBsStageのコンテンツをサポート出来る曲が数曲あれば良い形のアプローチになるのかなと思うに至ったわけです。ビビッとつながったような感覚というのでしょうか」

 アルバムには『SKY』はもちろん、名曲『calling』をはじめ懐かしい曲だけではなく、現在のBsStageでも使える曲や新録バージョンも収録されるなど、渾身の内容になっている。

 チームが弱かった時にはDOMIさんがBsStageでファンからフラッグに寄せ書きを募って、チームに手渡したことがあった。フラッグはしばらくロッカールームの前に掲示されていた。「選手たちやチームに『俺たちはずっと信じて応援してるよ』って伝えたくて。BsStageでファンの皆んなと接してるからこそ、みんな選手やチームを信じていたのが痛いほど分かっていて。だからこそチームに、例え負けても引け目みたいなものは感じてほしくなかった。チーム状況が良くなかったからこそ『信じてるよ』って届けたいなと。結果、時間はかかりましたけど最強のチームになりましたし」