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前例のない特殊能力を持つ大谷翔平の「リアルな価値」はいくら? 米大手メディアが“二刀流”の過去3年の成績に着目して算出!

THE DIGEST編集部

2023.08.17

打って投げて異次元の活躍ぶりを見せる大谷。その真の価値は? (C) Getty Images

打って投げて異次元の活躍ぶりを見せる大谷。その真の価値は? (C) Getty Images

 今季も“二刀流”として投打で異次元のパフォーマンスを見せている大谷翔平だが、このほど米大手メディアの『ESPN』電子版が、同選手の“真の価値”を試算する特集を組んでいる。

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「過去3シーズン(彼の市場価値に最も関係する時期)において、オオタニほど生産的な選手はいないし、それに近い選手もいない」とする同メディアは、過去3年の二刀流での成績に着目して今オフにフリーエージェント(FA)を迎える大谷の推定評価額を試算。打撃面では、「打率」「パワー」「忍耐」の要素で、投球面では「フォーシーム」「スイーパー」「スプリット」の3つの主な球種をそれぞれ個別に評価し、評価額をつけた。投打を合計すると、年間の平均価値は7600万ドル(約111億円)になるという。

 最近のFA契約の傾向から、長期契約は10年から12年が主流となっており、生産額が一定と仮定すると12年の場合は9億1200万ドル(約1334億円)という途方もない数字になるとしている。しかし、ここに加齢がパフォーマンスに与える影響を考慮し、経年変化の調整を加えると、12年で7億8970万ドル(約1155億円)になるとの試算だ。

 さらに2018年以降にFA契約を結んだ打者と投手とのバランスも考慮。最大契約額に基づいて22年のトレイ・ターナー(フィラデルフィア・フィリーズ)と19年のゲリット・コール(ニューヨーク・ヤンキース)の契約額を合わせると、11年で総額6億2400万ドル(約913億円)が現実的な金額であるとした。

 同メディアは、「前例のない能力を持つ打者と投手の二刀流コンビとして、オオタニはまるで2人の異なる選手であるかのように価値を積み上げることができる」とも綴る。シーズン終了後の去就とともに、その契約額も注目されるところだ。

構成●THE DIGEST編集部
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